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2024/06/14の日経新聞を読んで

米国のバイデン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は13日、10年間の軍事支援を担保する安全保障協定に署名した。侵略を続けるロシアに対するウクライナの自衛能力に加え、停戦後もにらんだ将来の抑止力維持を支える。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 安保協定の締結に伴うウクライナへの米軍派遣は否定した。

  • 武器や弾薬を提供するほか、自国生産も後押しする。

  • 機密情報の共有拡大や米軍拠点でのウクライナ軍の訓練も実施する。

  • バイデン氏は「ウクライナがこの戦争に勝つまで我々はともにいる」と表明した。

  • ウクライナ侵略が長期化しても支援を継続するだけでなく、双方の間で停戦が実現しても再侵略を思いとどまらせる体制づくりをめざす。

  • 米国が日本や韓国と結ぶ条約とは異なり、ウクライナが他国から攻撃されても米国に防衛義務は生じない。

  • 安保協定に基づく軍事支援を巡っては仮にトランプ氏が返り咲けば維持されるかどうか見通せない面がある。

【所感】
米国とウクライナは共にあり続けることを改めて世界に表明したことは評価したい。日米安保条約の様に、米国の防衛義務は生じないとはいえ、今後10年間の約束をしたのは非常に心強い。フランス、ドイツもウクライナとの2国間協定を締結している。終わりの見えない戦争だが、限定的にロシア領土への攻撃も米国製の武器での容認もされた。日本も装備品輸出三原則が改定されたとはいえ、紛争地域に直接の殺傷能力がある武器を輸出することは出来ない。支援とウクライナの1日でも早い解放を、侵略者からの奪還のために戦い続ける彼ら彼女らを心から祈りたい。

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