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2023/10/05の日経を読んで

三菱UFJ銀行は2025年度から、転居を伴う異動をした行員を対象に月額3万円の手当を新設する。期間は最長5年間で年間で1000人程度が対象となる見通し。総額は最大で180万円となる。共働き世帯が増えて東京での勤務を希望する社員が増えるなか、手当の拡充で転居への心理的な抵抗感を軽減する狙いである。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 「隔地異動手当」という名称。これまでは同居する家族と別居することになる行員を対象に単身赴任手当を支給していた。

  • 支給対象者は従来の約3倍に広がるという。

  • 家賃補助の支給額でも東京、大阪とそれ以外の地域の額を東京の額に一本化して東京など大都市圏以外に勤務する行員の待遇を実質的に引き上げる。

  • 三菱UFJ銀行は25年から一般職にあたる「ビジネス・スペシャリスト(BS)職」と総合職を統合する

  • 支店の事務や窓口業務を担ってきたBS職が一本化によって勤務地の区分も含め幅広い進路を選べるようになる。

メガバンの行員は3-5年で、ほぼ確実に全国転勤の異動がある。しかし、年収は高くウハウハなイメージはある。福利厚生も非常にじゅうじつしており、今回の制度で、単身赴任者でなくても、転居を伴う異動で月額3万も支給されるのだから、大変ありがたい。転居を伴う異動にネガティブな印象を持つ行員に心理的な抵抗感を軽減する目的だという。これで、離職率も低下するのではなかろうか。

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