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あなたの趣味の作品の価値?

誘われて能面展に行ってきました。
全く分かりません。
感想を聞かれて「すごいですね」なんて適当に答えました。
そんなのでお礼を言われてしまいました。
申し訳ありません、の気持ちでいっぱいです。


能面展にて感じたこと

 能面制作を趣味にしている知人から誘われ横浜市馬車道で開かれている能面展に行ってきました。
 参加したのは、能面に詳しい訳ではありません。
 知人たちと趣味の話などしながら一緒の食事が楽しそうだからです。
 父親の趣味で実家の玄関の壁に能面が飾ってありましたが、父が彫ったものかどうかは知りません。
 ましてや、私が能面に関する関心や理解があるわけではありません。
 友人に言ったことがある「実家の玄関の壁に能面があった」の一言が、能面が趣味の知人に誤解されて伝わってます。
 能面展では多くの能面を見せてもらいました。
 製作にどれほどの時間と労力がかかったのかは想像できても、価値については正直言って分かりません。
 noteだから正直に書いてしまいます。
 本当は、何が良いのかさっぱりわかりませんでした。

父親の残したもの

 父親は電力会社を引退後、神主の資格を取り、本格的に書道を追求するようになりました。
 そして、大東文化大学の書道教授の資格を取り、県展などに入賞するなどして他界、多くの書や書道具などが遺品として残されました。
 額に装填した書は父も誰かに見てもらいたかっただろうし、見た目も良いので自宅に引き取ることにしました。
 しかし、署名がない書や、落款がない書も多く残されており、処分するのか、それとも引き取ってどうするのか決め切れていません。
 実家を年内に壊すことになりました。
 今までのように、空き家に保管(置き放し)しておくことはできません。

問題は遺品の価値を遺族が理解できないことだ

 老後は様々な趣味な趣味を追及する方がいます。
 その趣味は多様です。
 何年もの時間をかけて辿り着いたところは、別の道を歩む人から見ればはるかに遠く、理解困難な世界です。
 例えば囲碁と将棋、お茶とお花、書道と篆刻のような類似あるいは関連している分野なら良さがわかるのかもしれません。
 しかし、ITと能面では類似も関連もなく、何が良くて何が悪いのか全くわからないのです。
 父親が分かっていたからと言って、父親と話したこともない趣味の話は息子に全く伝わっておらず、その価値を理解している訳ではありません。

価値がわからない遺品をどうしますか?

 趣味の作品があなたに遺品として残されたらどうしますか?
 専門サイトでは、時間とお金をかけて作ったと思われるハンドメイド作品が安く販売されています。
 作者自身が処分してお金にする目的ならこれで良いかもしれません。
 しかし、遺品の場合はどうなのでしょう?
 あなたの死後に、
  あなたは遺族に作品をどうして欲しいのでしょう?
  遺族は作品をどうすると思いますか?
 あなたと遺族と考え方は同じだですか?


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