個人でモノづくりに挑戦する話
小中の同級生と飲んでた夜。
「小規模でも良いから自分でブランドやってみたら?」
と突然言われました。
思いもよらない発言にドキッとしつつ、
何故そういったことを自分でしてこなかったか、を改めて考えるきっかけになりました。
振り返ると、今までは既に世の中に定着した看板の元、完成されたモノを販売することがほとんど。
ALIGNに入ってからは別注企画や海外ブランドとのオリジナルプロダクト製作など、モノづくりに取り組む機会に恵まれるようになったものの、これも相手あってのプロダクト。
完全な自分からの発信はありませんでした。
それでいい、と考えていた背景には
良いモノはもう既に世の中にたくさんあって、それをわざわざ自分で作って供給する必要がない、
むしろ今あるモノをいかに冷まさず、必要な人に届けられるかが重要なんじゃないか、という考えがありました。
いや、すみません。
それ以上に自分にはそのセンスも能力もない、と思っていたのが正直なところです。
一方で、ここ最近少しずつモノづくりに着手するようになってから、出来上がったものに対してポジティブな反応をもらえたり、
何かモノを見た時、
「これ、もう少しこうだったら良いのにな」、や「こんなのあったら面白いかも」と思うことが増えた最近。
“モノづくり“という自分にとってぼんやりとした、遠くて不透明な存在の輪郭を少しずつ捉えられるようになって、無意識の内に創作意欲のようなものが膨らんでいったのかもしれません。
そうした背景と、旧友からのひょんな発言がトリガーとなり、「何か作ってみたいかも」と思えたわけです。
とは言っても、本業のALIGNがあるし、いきなりブランドやるってのもハイカロリーで、そんな余力もないわけで。
それでもできるモノをできる範囲で作ってみようと思います。
そんなこんなで作ることになったのが「トートバッグ」
職業柄、スーツを着る機会がめっきり減ったわけですが、突然やってくるその時に見合うモノがない。
かと言って、その時の為だけに四角いレザーのバッグを買うのは嫌だし、どうせ買うなら普段にも使えるやつがあればな〜と思ってました。
なので、スーツに合うことを前提とした、カジュアルなトートバッグを作ろうと思います。
名付けるなら「DRESS TOTE BAG」といったところでしょうか。
スーツに合うってどんな要素?
カジュアルにも使うってどんな要件がある?
その生地って?形って?
なんだか色々考えないといけないわけですが、なんとなくこんな感じかな〜という企画は見えてきた感じです。あと、小規模で、とは言ったものの、ちゃんと拘って、良いのは作ります。
こういうの考えるのってなんだか楽しいですね〜
このノートで経過報告もできたらと思うので、良かったらお付き合いください。
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