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【顧客は突然いなくなる14】

【顧客は突然いなくなる14】
 今回は前回のブランディングのことについて追加を話をしたいと思います。
こうして書いてみると思いだしてきます。本当に最初は大変でした。最近Facebookにおにぎりを作ったのを投稿すると、上手だねとコメントされました。それで思い出すのは、とにかく、どうしたらいいのかわからないのがリアル店舗の集客でした。なんでもやってみるしかないと考えに考えました。娘と朝7時から8時半くらいまで、看板もっておにぎりを33個作って売り始めました。おにぎりの売上って3300円ですので時給にもなりません。毎日やっていたので、おにぎりはおいしく作れるようになりました。そして、種類を鳥牛蒡のおにぎりと塩おにぎりを60個になり、300円弁当を作ってみて売ってみたり、今考えると朝、昼、夜といろいろ考えましたね。それと外部に知れ渡るようにしたほうがいいので、それをどうしたらいいのか?朝の通勤通学中の人はだんだん顔見知りになりました。みりおのスタッフに頼んで、チラシ配り、大橋駅と大橋西の交差点のところで行いました。何も知らなかったのですが、警察に許可をもらうことが必要なんですよね。ちゃんと許可をもらって行いました。
いくつか、思い出したものを紹介します。
①  こども110番
道を歩いていると時々、こども110番のお店って登録できるんですねよ。ステッカーをもらえるので、それを張りお母さんへアピール。これが意外に信用を得られるんですよ。ポスティングや手配りのチラシに大きく書けます。お店に来られるお客様との会話にも出てくるようになりました。こどもにも来店すると、お菓子をいろいろ考えて渡すようにしました。飴はよくある話ですが、ラムネとかのりとか昆布など、いろいろなお菓子を用意しました。「こどもがあなたの店に行きたいっていうのよ」って、びっくりする効果です。当然こどもへの避難先って思っています。だから通学中にはハイタッチしながら「いってらっしゃい」って言っていました。
②  シングルマザークーポンサイト
暇なときはとにかくネットで検索をしていました。すると、シングルマザー支援って、いろいろあるんですよ。もともと、ハンディがある方たちですので、なんかと応援できないかなと思いました。すると福岡市に今はありませんが、飲食などのお店のクーポンサイトがありました。早速登録をしました。本当はこんなのでお客様が来るのかなって思っていましたが、これが来るんですよね。「あなたのお店が問う臆されているとは思わなかったわ」って来られてクーポン使われました。そのお客様が何度も再来店してくれるようになり、リピーターさんになりました。オーナーさんは時間があるときは、休憩ではなく、ネット検索をして何か社会に貢献できることを考えたほうがいいと思います。必ず信頼があがります。
③  子ども食堂
子ども食堂をいち早く行いました。子供だけで来たら、200円カレーとか、300円定食など行ったことと、シングルマザーにも、同じ値段にしていました。でも、うそを言って食べに来る人もいたので途中で止めましたが、これもチラシにも書けます。なぜいいのか?チラシとはなんでも売込みです。売り込みはあまり見ないのです。チラシを見るのはスーパーとドラッグストアなどのチラシのみです。我々のお店のチラシを見るのは、社会貢献度を入れたチラシじゃないとみてくれません。それで、お店のイメージアップができたと思います。
④  熊本地震
地震を商売に使ったらダメでしょって思うかもしれませんが、最初は全くそう思っていませんでした。福岡でも震度5強です。私が寝ていたら、ごーーーーって何か来る感じでしたが、ドンって、縦揺れ後の横揺れでした。それが2回。テレビをつけると熊本がすごいことになっている。2日目くらいからネットで調べて、市役所などに電話したら各小学校に避難場所に聞いてくださいとのこと。ミリオネットの管理部に電話をさせて、毎日100個の弁当を作って持っていきました。お米もおいしいお米でしたので、お肉と合わせて喜んだそうでした。実は100個って大変で、一升炊きの炊飯器では、35人前しかできないので、2個あったので、1個の炊飯器で弁当を作ったら、すぐに再度炊く。それで3回炊いて、お弁当を2時間で作り、すぐに熊本に行きました。高速は途中まで、いろいろな体育館に持っていきましたが、後半は、「お弁当差し入れ持っていきました~」っていうと、「そこおいてて」あっさりの返事。忙しいのかなって思って持っていきましたが、ちょっと悲しい気持ちになりました。それから数回持っていき、必要なさそうだったので終わりました。それで、これが後からFacebook、ブログなど、書いていたら、かなり宣伝になっていました。これも信頼を得られるようになりました。
⑤  飲み会
来店してくるお客さんから「私一人だからさみしいのよ」って言われたから、近所の人だけで飲み会でもしてみるかなって思ったことがスタートでした。チラシを作って、交流会しますよ的な案内をしました。これが意外に来るんですよ。テナントとして入っていたマンションの人や近所の人など、10名くらい集まって、2000円で軽い食事と飲み放題を付けました。原価で終わればいいかなと思っていましたが、これが話ばかりでのみが進まないし、原価割れをすることはなかったですね。年配(65歳以上)の女性が多く来ましたね。楽しく盛り上がりました。これも地域密着ならではです。
〇まとめ
 私は、感情的満足度、理性的満足度をどうやったら上げられるのかを基準にイベントや店の運営を考えます。感情的満足を上げる方法は、1.参加型イベント 2.講習型イベント 3.交流型イベント 4.その他とセミナーでは話をしています。私は自然に行っていたのだと思います。それとどうやったら社会貢献ができるかという点です。チラシにも、ネットでも宣伝ばかり中心が多くありますが、誰もみません。CMもそうですよね。最近youtubeでもCMがどんどん流れますが、面白いものだけがイメージ残ります。小さなお店ってせっかくおいしいものや変わったものなど置いているのに宣伝がわからないのだと思います。どうしても理性的満足だけを考えて、金額や商品説明での集客を得ようと考えます。それではそれまでなんです。なんでも、まずは地域の社会貢献を考えることです。高齢化、少子化、核家族化がキーワードだと思います。尚且つ、いい商品といいサービスが必須です。カスハラという言葉もありますので、すべてのお客様が神様でもありません。大切なお客様を集まったお客様から選択するべきだと思います。その選択とは、かならず肌が合うお客様、いいクレームを言っていただくお客様、何も言わないけど黙って来るお客様など、セグメントがあります。セグメントのマーケティングをしないといけない時代に来ました。AIは心がなく判断をします。だからAIではなく、きちんとデータと顔とが一致するお店の経営を行うために、絞り込みましょう。あくまでも私の考えですが、デジタル弱い方が、まだまだ多くいます。でも、前を向いてお店の経営をしている方が多いです。しかし、私のように集客がわからないという方も多くいるのではないかと思います。お金は何に使うか?わからないものです。私も最初はたくさん間違えていました。でも、3年で黒字化したときに、お店が長く経営をしていかないといけないのは、近隣に愛されていないといけません。それは、地域と一体化になることです。私は、お店に対しての意見を来店しているお客様に聞いて、改善して、黒字化できました。それは集客・囲い込みができた結果だと思います。必ず、感情的満足度・理性的満足度を意識した経営を行ってください。もう一つ言うと、スタッフにも同様に言えることだと思います。スタッフの感情的満足度・理性的満足度を意識した経営をしないといけません。スタッフには何を心掛けるか、それは適正な公平な評価と未来を描いてあげることだと思います。せっかく私どもの会社に共にしたなら、新しい世界を見せてあげることと、付き合ったお店が成長してくれる手伝いをできること、来店してくるお客様が喜んでくれることを共有すること。私もまだまだですが、一緒に作っていきましょう。

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