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ライターが凡ミスを減らすためにできること5つ

誤字、脱字、表記ゆれ……

ライターがどれだけ一生懸命確認しても、やっちまう時はやっちまう凡ミス。 

誤植読本って本が1冊できるぐらい(しかも増補版が出ているぐらい)表記ミスは永遠のテーマです。

私はミス恐怖症です。

元職場の金融機関は、ミスると謝罪訪問やら原因報告やら始末書やら、めちゃくちゃめんどくさーい作業が待ち受けています。

お金を扱っているので、お客様もミスには厳しいし、職場からも「あいつやっちまったな」と哀れみの目で見られる。

やっちまうとまるで犯罪者扱いでした。

評価や出世にも影響があるので、大きな成果を出すというより、どれだけミスらないかというのが、行動基準だったんですよね。

減点方式の職場環境だったので、ミス怖い思考が身についてしまいました。 

ライターがミスをしないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。 

ただ「気を付けよう」だけではミスは減らせません。

ミスは心がけではなく、仕組みで回避しましょう。

今回は、金融機関で生き抜いてきた経験を元に、凡ミスを防ぐコツをお話しします。 


まずはミスの原因をさぐる

なんでミスるのかの原因は、大きく分けてこんな感じです。

つかれている

疲れと凡ミスは悪い意味で最強の相性の良さです。

寝不足や働きすぎだと、脳の機能は低下します。

考えたり、目で確認したり、手を動かしたりするパフォーマンスが下がるので、ミスは起こりやすいです。

忙しすぎ

時間がなさすぎるのも、ミスを引き起こす原因です。

焦ってしまうと、スピード重視になり、作業が荒くなりがち。

そして、ミスを見逃す。

順序立てて考える余裕がなく、思わぬ間違いをしてしまいます。

作業環境がわるい

ライターの場合 パソコンの機能が悪いのと、 タイピングがしづらいのは致命的です。

1つ1つの作業にわずらわしさがあるほど、その分集中力が削がれます。

パソコンのデスクトップや机の上が散らかっていて資料を見つけづらいというのも、まずいです。

作業効率が悪くなるだけではなく、メッセージやメールの送信時に案件と違うファイルを送ってしまうといった誤送信にも繋がりかねないので、注意が必要です。

スキルが足りていない

慣れないことをやろうとすると、気にかけないといけないことががたくさん出てきます。

気を配る部分が多いと、小さなミスに気付きづらい。

知らないジャンル だと書き上げることにいっぱいいっぱいで、表記のゆれや誤りをつい見逃してしまいがちです。 

ミスをなくす令和の対策5つ

せっかくなら、今どきのミス回避の対策をしましょう。
いますぐできる5つは、次のとおりです。

AIに校正させる

ミスを減らすには、文明の力をガシガシ使いましょう。

GPTはミスチェックをしてくれる強い味方です。

誰よりも素早く仕事をしてくれますし、精度もそこそこ高いです。

命令文には「誤字脱字、文法ミスの修正、整合性の確認をして」とチェック項目をしっかり伝えます。

ただ、今のところ一発でいい感じにして、というのは難しい。 

納品レベルまで仕上げるには、命令文を小分けにして何度か校正を繰り返した方がいいです。

例えば、1回目は文法ミス、2回目は整合性の確認というように重点的に見てほしい部分を明確にすると、正確な働きをしてくれます。 

声に出してチェック

古典的でアナログな方法ですが、声出しチェックは最強です。

声に出して文字を外に出してあげると、案外ミスに気づくもの。

コツは、感情を込めずに機械的に読み上げること。

書いたものをフラットな視点でチェックできると、違和感や詰まる部分にしっかり気づくことができ、修正できます。

違うデバイスでチェックする

文字の大きさや画面のレイアウトなどが違うデバイスでやると、思わぬミスに気づいたり違和感を察知できます。

 私は、作成をパソコンで行い、最終チェックはスマホかタブレットで行うことが多いです。

 スマホなら、出先や隙間時間で1,000文字ずつなどを小分けにしてチェックができるので便利ですよ。

複数の案件をタブで並べない

作業案件を整えるという意味でパソコンの画面上は、すっきりさせて作業をしましょう。

特に、複数の案件を同じ画面上だったり タブで並べたりしないというのが大事。

今、自分が何をやっているかということを目で見てわかるように、パソコンの環境も整えて作業すると、ミスなく集中して作業ができます。

ピークタイムを超えてからやらない

どんな人にも、1日の中でもっともパフォーマンスが上がるピークタイムがあります。

ピークを超えると集中力も低下してしまうので、チェックは必ずピークが訪れる前かピーク時に実施すると集中して行えます。

私は、朝8時から10時ぐらいがピークタイムです。

人によっては、昼過ぎだったり、深夜だったりするのでそれぞれの一番良い時間を見つけて、取り組んでください。

凡ミスは仕組みが問題だったりする

ミスは起こってしまった時に落ち込んでしまうし、悔やんでしまうものです。

そんな時は、次に失敗しないための対策を立てていきましょう。

 大抵のミスは、複数の原因が重なって起こります。

そこで、どんな原因があったか切り分けて 行きます。

例えば「リンクを貼り間違えた」ということに対しての原因は

・納期がギリギリだった
・案件が多すぎた
・クライアントから構成変更の申し出があった

だったとします。

そして、その原因の中で改善できるものだけ取り組みます。

・納期がギリギリなら、余裕をもったスケジュールにする
・案件を整理する

といったことが考えられますね(ごく普通の内容ですが)。

クライアントからの変更は、どうやっても変えられないので、グチらず放置です。 

まとめ、ミスは考えるチャンスなのかも

ミスは怖いもの。

そして、この世からなくならないものです。

だけど、できる限りの対策をすれば、ぐっと減らすことはできます。

起こってしまったときは、ネガティブにならずにどうしてミスが起こったのかを細分化するよう心がけると良いかなと思います。

 ただし、ミスで迷惑をかけた相手にはしっかり反省している、悔やんでいる様子を見せてくださいね。

 凡ミスをなくして、信頼されるライター を目指しましょう。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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