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木下紫乃さん『昼スナックママが教える45歳からのやりたくないことをやめる勇気』

 ちょうど1ヶ月前、北谷の海岸沿いで友達とランチをした。家庭のことや仕事のことなどなどお互いの近況報告をして、相談にものってもらった。

 その友達から『昼スナックママが教える45歳からのやりたくないことをやめる勇気』という本を紹介してもらった。著者は木下紫乃さん。新卒入社のリクルートからスタートしてキャリア再構築や企業研修(セカンドキャリア研修)などの事業を次々と手がけ、東京・赤坂に昼だけ営業する「昼スナ」のお店も開き、運営してきた方。

 早速youtubeで木下さんのお話を聞いてみた。

人とのつながりはチャンスの「ヒキダシ」


 明るく快活なお人柄に瞬く間に吸い込まれていった。高校生の頃から苦難を自分で乗り越えて、自分で自分の人生を決めて、歩んできた木下さんの言葉の一言一言が刺さった。

 本の中では

「3つの場」があれば人生のバランスがいい

1 すぐにお金になる場(勤務先など)
2 興味があることをやる場
3 自分がやり続けたいことをやる場

p102−103

 

 行動のない悩みは単なる妄想にすぎなくて・・・考えていることがあるなら、まず小さな行動を起こしてみる。そうすると必ず何かの結果が出るから、その結果を次にどうつなげるか、そこから初めて悩んでいけばいい

p190

 など、わかりやすい言葉で実践的なアドバイスが書かれている。
 そして、悩みを断って行動に移す上で大切なのは「やめることを決めて、自分の中に余白をつくっていくこと」として、次のように呼びかける。

必要なのは、まず「やりたくないことをやめる勇気」
自分の皮膚感覚を信じて生理的に嫌なことから切っていく

p45

 社会の一員である以上、もちろん「やりたくないこと」もやるのが仕事なのだとは思う。しかし、ワークライフバランスを崩して、自分を押し殺して、自分らしさを失ってまで辛うじて仕事を続けても人生の意義を見出せるだろうか・・・

 AIが席巻し、私たちの仕事を取り巻く環境が急速なスピードで変化し続ける今、リスキリングをしていく上での覚悟を決める上での良い本だと思う。

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