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ゴジラ-1.0を見てきた話

ゴジラ-1.0を見てきたので、思った事を書き連ねる。


感想に入る前に

まず、こんな減点法と加点法で評価が変わる映画ある? ってのが正直な気持ち。。。

すさまじい映画だった。その一言に尽きる。映画館で必ず見てほしい、そう思う本当に素晴らしい映画だった。VFXの暴力というか、迫力に関しては本当にすごい。ゴジラが登場している所、ここに関しては息を飲まざるを得なかった。

だけど、本当に突っ込みどころが多い。。。。
そこが気になって、初めて「うわ、集中力切れた……」とスクリーンから目線を反らしてしまった。

気になった所

①隣のおばちゃんの存在
主人公が帰還して「あんた特攻に言ったんじゃ……」「あんたらのせいで家族が全滅だよ!!!」と切れたお隣さん。ここのキャラがぶれていた。なんか知らないうちによく手助けしてくれるおばちゃんになっていた。

いやわかる。ヒロインが子供連れてきて、頑張っているのを見て、見てらんねえよと関わっていくうちに過去の事を水に流したのはわかる。

でも!!!! 説明が足りねぇんだわ!! もうちょっとここ丁寧にやってほしかった……

②ゴジラ撃退の流れ
なんで民間でやるんだよ。政府主導でやってくれよ。
まさかの政府は参加出来ません。警察予備隊も何も使えず、民間企業で頑張ってやってね、という流れにびっくりした。

一番びっくりして、集中力が切れたのが説明会の時。
作戦を聞いて「俺たちには家族がいるんだ!」と声を上げる人々がいて「はい?」となった。待って、説明会に参加時点で覚悟決めてなかったの? ここいる? ってなった。

③ヒロインの生存
とにかくびっくりしたのはヒロインの生存。ヒロイン。ゴジラの攻撃から主人公を守って、吹き飛ばされたのである。どう考えても死んでるでしょ、という流れからまさかの生存していた。いやあんぐりと口を開けた。なんで生きてるのよ。。。生命力が強すぎるんよ。

④放射能描写が困る
放射能描写がすごく引っかかった。一番引っかかったのは、ゴジラが銀座に現れて、消えた後に主人公が黒い雨(放射能の雨)の中、泣き叫ぶシーンがあるんだけど、あれは致死量である。なのに主人公がピンピンしているし、放射能がエグいよってシーンで防護服というか、処置もせずに調べていて、放射能って知ってる!?!?!?!?!? ってなった。初代ゴジラでは、ゴジラの放った放射能で赤ん坊が死ぬシーンがあるんだけど、そういった説得力が全然ない……。

④本当に突っ込みどころが多い。
ご都合主義とは、こういう事を指すの……? というくらい細かいところが気になる映画である。ぱっと三つほど書いたけど、減点法で見たらすごく困る映画だと思う。

良かった所

①とにかく迫力がエグい
なに、なんなのってくらいでゴジラが登場しているシーンの迫力はすさまじい。。。ゴジラファン本当に満足してるでしょ、というくらい、ゴジラが怖かった。カメラアングルがとても良い。

②死の描写が良い
ゴジラ登場シーンで、人がどんどん死ぬんだけど、死に方がちゃんとしていてよかった。ちゃんと人が潰れたり、そこをぼやかさず描いた事でゴジラが本当に恐ろしい存在だとわかって本当によかった。

③ミリタリー要素がすさまじかった。
艦これやっていた身からすると、吹雪や雪風の存在。それに震電の登場にはびっくりした。しかもそれをVFXを使って、これでもか!!!ってくらい迫力があった。加点法で見た時、このゴジラをどうにかしようってシーンが本当に拍手したくなった。涙も流れるくらい。

どう評価するべきか……

本当に評価に困る映画……。
思わずフリーレンみたいな顔になってしまう。加点法で見たらすげえとなるし、減点法で見たらかなり評価が低い。しっかりとした構成とかを求める人には厳しいかもしれない。でも良いゴジラ映画だとは思う。

みんな見ような葬送のフリーレン


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