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ブッダ・心のことば ウダーナ第2章3 棒の経がどのように真理を語っているのか


  

ウダーナ第2章3 棒の経の補足

  幸せに生きたいだけの命を
  棒で傷めつけたら
  幸せに生きたいだけの自分は
  死んで生まれ変わっても幸せになれない

  幸せに生きたいだけの命を
  棒で傷めつけないなら
  幸せに生きたいだけの自分は
  死んで生まれ変わっても幸せになる

   上記が「お釈迦様のことば」です。

① これがあるからあれがある、これが生ずるからあれが生ずる
② これがないからあれがない、これが滅するからあれが滅する

   上記がお釈迦の「縁起のことば」です、縁起の公式のようなものです

 真理と一体となった「お釈迦様のことば」が縁起を具体的に語っているのがお分かりだと思います。
 「縁起のことば」、①は苦諦・集諦、➁は滅諦・道諦、つまりは縁起のことば①と➁の説明が四聖諦です。
 「お釈迦様のことば」全体を貫くのは、自分自身、身近な命、生きとし生きるもの、に対する慈悲喜捨、つまりは、「慈悲のこころ」
 棒をもっているいまこの瞬間のあなたは、「お釈迦様のことば」を通して真理に触れています。

 「ブッダ・心のことば ウダーナ」は、お釈迦様が誰かに向かって教えるためのことばではなく、心のままに口にしたことばを集めた経典です。
 直接お釈迦様のこころに、真理に触れることのできる経典です、なんどでも触れてみてください。

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