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京の五条の橋の上、のとなり
冬になると、京都が恋しくなる属。この指とまれ!おぉ~と……みんな好きなんですね?
さて。
過去に幾度となく訪れましたが、晩秋から真冬の上洛率の高い夢酔。
冬は、酒が美味しいから、たまらない!
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五条大橋には、フクフクとした牛若丸と弁慶像がございます。
いまの五条大橋、牛若丸の時代には存在しておりません。自動車社会に併せて新しくできたもので、旧五条通は、北隣の松原通りなる寂れた道がそうだとされます。よって、その通りの橋が、シン五条大橋か。
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松原通りをずっと来ると、六道の辻。六波羅と呼ばれた平家の拠点だったり、六波羅探題とよばれた鎌倉時代の幕府出張所がありました。
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六波羅の語源を知ってますか?
古い地名である轆轤原(ろくろがはら)に由来するといわれます
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更に突き詰めれば、清水寺や大谷廟所あたりの山が「鳥辺野」という葬送地であったことから髑髏原(どくろがはら)に由来するという説もあります。
たしかに、六道の辻の周辺には、異界霊界魔界の臭いが、たっぷりと漂います。
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京都三大葬送地のひとつである鳥辺野。
鳥辺野は阿弥陀ヶ峰山麓の丘陵地辺りで、清水坂の非人が六道の辻で死体を受け取り山へ運んで、山の枝に遺体をかけて鳥が食べやすいように処理して風葬にしたとのことから「鳥辺野」という地名になったのだという説である。
もっとダイナミックなのは、清水寺の舞台から放り投げて、山の斜面をバラバラと死体が転がって、鳥が食べやすいようにしたという説も。
あっ。
ちなみに平安時代の葬送は夜中にやります。夜中に、この世とあの世の境目とされる六道の辻まで粛々と死体を運んで、そこでお別れ。死体が放置されたのちに朝が来れば、鳥が群がって綺麗に食べてくれたというもの。
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平安時代って、冠婚葬祭がダイナミックだったのかしら……。