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永遠の A LONG VACATION

高校の修学旅行で、誰かが持ってきたカセットテープで流したが、それが大瀧詠一の「A LONG VACATION」だった。当時は世の中がまだ上を向いて頑張っていた時代だったから、修学旅行は沖縄だった。写真部の誰かが同級生の水着写真集を作っていてネガを没収されたという逸話を耳にしたが、あまり興味なかった。
そのとき耳に残っていたのは、このカセットテープだった。

あの時代はまだCDも普及していなくて、レコード時代だった。音源はレコードかカセット買うか、FMのエアチェックしかなかった。
少し時代が経って、世間一般に安定したCDの普及を待ってから、このアルバムを購入して、いまも聴いている。

どうして大瀧詠一の歌は、いまも愛されているのか。
独りよがりな私見は野暮というもの。みんなが答えを持っている。こういう時代を越えていく歌は、本人が鬼籍に入られても歌い継がれていく。これこそ奇蹟であり、財産だ。
大瀧詠一の歌がある国に生まれて、よかった。