見出し画像

40代、50代女性が昇進に後ろ向きになる一番の理由・・・

しばらくnoteの更新をお休みしておりました、シンママ公認会計士河合千尋です。

この4月から長女が就職し、都内の勤務先の近くで一人暮らしを始めたので、4月はその準備や手伝いで少々取り込んでいました。

GW頃にテレビの情報番組で、女性の更年期障害や、男性を含む中年うつについて特集があったのですが、この世代の女性はホルモンバランスが崩れる上に、子どもの成長で虚無感に襲われたり、介護など外的要因で精神的に負荷がかかったりといった要素で鬱などメンタル不調になる方が、ひそかに多いのだとか。
ひそかにというのは、もともと体力の低下もあるので何となく気分が上がらないのは当たり前かなと思ってしまうとか、専業主婦やフリーランス自営業の方の場合は仕事との兼ね合いということでは顕在化しにくいため、だと思われます。
私もひとり親で長らくいろんなことを一手に背負ってきて、でも子どもの独立で虚無感なんて絶対ならんぞ!と思っていましたが、実際にはそうもいきませんでした。

多くの企業で、女性活躍推進ということで女性管理職比率にKPIを設定してロールモデルを生み出そうという動きがここ数年顕著ですが、現場では(40代~50代で)管理職になってほしい、能力も人柄も優れた女性でも、なかなか前向きに考えてもらえないという声もききます。中にはそれを切り取って「だから女性に責任あるポジションは無理なんだ」などと否定的にとらえる声もまだまだ少なくないです。

今はだいぶ元気になりましたが、プチ鬱らしきものを経験して思うに、少子高齢化が進んだおかけでこの年代の女性にかかる負荷は20、30年前に比べてとてつもなく大きくなっています。
私は比較的早くに子育てを終えた方に入りますが、40代、50代でも10代の子育て中の方も多いですし、子供がいてもいなくても、その時期に実親や義親の介護が始まる方も珍しくありません。介護がいつ始まるかわからないという不確実さも含めると、かなりの精神的負担になるでしょう。
20代のうちに出産を終え、40代で子育てが終わり、その後親の介護があったとしても大体70代で亡くなるのが当たり前だった時代とはあまりに負荷が違います。

いくつもの役割を要求されるこの時期に、更年期の体調不良も加わって、さらにそこに今の会社で「活躍」してほしい、と言われても、パンクしてしまう女性が少なくないのは残念ながら当然のことといえるでしょう。私の周囲でも、本当に大丈夫かなと心配になるくらい多くのことを抱えている女性はかなりいらっしゃいます。

具体的な解決策など簡単には見つからないのですが、コップの水があふれてしまう前に、立ち止まって自分の中の優先順位を見つける、優先順位の低いものはためらわずサボる、ということの大事さを実感した1か月でした。ちなみに私は家の掃除や片づけをだいぶ諦めていました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければスキ!やフォローをいただけますと幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?