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揺らがない

揺らぎっぱなしだったんですよね。
人生の前半部分。
どうふるまうべきか?が全くわかっていなかった。
今もわかっているとも言えないけど。
ただどうしたらいいですかぁ?
仰る通りにさせていただきますぅ・・・。
みたいな感じで生きていましたね。
丸投げ状態。
自分の人生なのに・・・。

人生の選択の数々を
人がどう思うか?
親が喜ぶかどうかで決めてきた気がします。
自分自身が心地いいかどうか?
楽しいかどうかなんて考えたこともなかったし
むしろ自分で選択していいものとさえ
思っていませんでしたね。

だから自分で決めていいんだぁ!って
知ったときは驚愕だったし
こんなすがすがしい気分初めてかも?って
思いましたね・・・。

自分で決めたことを
他の誰かに何か言われても
揺らがない強さは必要ですね。
毅然とした態度とか
自分の言動に責任感を持つ・・・
当たり前のことなんだけどね。
そういうのを放棄して生きてきてしまったから。
そこそこ年齢を重ねてから意識しています。
若い頃はこの「責任」という文字が怖かったんですよね。
今は心地いい緊張感をもたらしてくれている気がします。

自分の人生に責任感を持って挑む(大げさ?)って
とても心地よく感じています。
責任を負いきれないと感じていたのは
どうしてなんでしょう?

それは自分の言動によって
周りに人を傷つけてしまいやしないか?という
恐れから来ていた気がします。
まわりの大人たちは
そんなにやわではなかったのに(笑)
自分の意思を通すことは
人を傷つけることなんだ・・・って
どこかで勘違いしてきてしまったようです。

育ちの中で
子どもには理解できない怒り方
責められ方をするとパニックになってしまうんではないか?と
考えています。
私の場合、そういう機会がちょっと多かったのかもしれません。
若干エキセントリックな母と祖母の争いの中で育ったので・・・。
母には母の感情が
祖母には祖母の感情があって
感情と愛情は別なんだよなぁ・・・って
今では理解できますが
まぁ、子どもには無理ですからね。

母と祖母のいさかいの原因が
自分だと思っていたんですよねぇ。
そういわれたし😢
大人の頭で考えると
そんな訳ないじゃん!なんだけどね。
当時は感情的に母は怒り狂うし
目の前でけんかが勃発するし(笑)
子どもなもんで
争わせようとして言ったわけではないけど
浅はかなんですよ(笑)
陰で言っていることを
教えてあげたらお互いに気を遣いあって
うまくいくと思っていたんですよね。(恐ろしいねぇ)
子どもの言動でどうにかなる関係性なら
最初からもめるわけもないんだけどね。

こんな風に理解できるようになるまで
うん10年かかりましたねぇ。
長いっ!!
それだけ母の言葉って重いんだよねぇ。
そう考えると自分の子どもに与えた影響が
恐ろしく感じてしまいます・・・。

ゆらゆらしていると
もっと不安に思われてしまいますので
そこは揺るがない!(笑)
でんっと立つ!
ごめんねっ!!
でも愛してる。
そばにいてくれなくていいんだよ。
好きな場所で好きなことをして
笑顔で生存していてくれたら
それで親は幸せだからね。って思っている。
実際に上2人はもう独立している。
末っ子も近い将来独立していくことが
もうわかっている。
飛び立て!
放たれて!
親の価値観からの解放を
心から願っています。

それはこの世の全ての人へのエール。

老若男女にかかわらず
親の価値観からの脱却がうまくいかずに
苦しんでいる人が多い気がしています。
手放しても大丈夫ですよ。
手放しても世界はこわれません。だいじょうぶ。


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