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【FE風花雪月】好きなユニット〜ペトラ編〜【無双】
突然ですが、因縁のあるペアって、好きですか?
私は大好きです。
ということで、見渡すところ全て泥沼のような風花雪月の中でも、仇だらけの島国の女王、ペトラのお話をしようと思う。
緊張必至の支援会話の中から滲み出るような彼女の魅力を伝えられたら嬉しい。
※FE風花雪月およびFE無双風花雪月のネタバレを含む。
ペトラ概略
大陸フォドラから南西に位置する島国、ブリギット諸島の王孫ペトラ。
本編開始の5年前、ブリギットはダグザと共にアドラステア帝国へ侵攻する。
しかし戦争に敗れてしまい、帝国に従属。
父親は殺され、ペトラは実質的な人質として帝国へ連れてこられてしまう。
対カスパル
この2人は因縁ありますよ〜〜〜!!
ブリギットによる帝国への侵攻、それを食い止めたのが、何を隠そうカスパルのパパ、ベルグリーズ伯なのだから!
つまり、ペトラにとっては父親の仇。
何もないはずがない!
早速支援会話を見ていこう。
支援C・支援B
カスパルを鍛錬に誘うペトラ。
勉強熱心な彼女は、共に学び高め合っていこうと声をかける。
鍛錬好きなカスパルは快く承諾すると思いきや、珍しく歯に物が詰まったような様子。
そりゃそうだ。戸惑いもする。
父親の仇の息子である自分に、友好的に話しかけてきたのだから。
まるで何事もなかったかのように。
カスパルは彼女に詰め寄る。
俺の親父はお前の仇だろ。俺のことも憎いはずだ。
なんで平気でいられるんだ、と。
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激昂するカスパルに対し、彼女はあくまで冷静に答える。
あなたは私の仇じゃない。
親同士に因縁があったとしても、子供は関係ない。
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支援A
そんなこんなで一応は帰結したかと思えたところで支援A。
ここでいきなり、ペトラはカスパルに対して剣を抜く。
父の仇の、男の息子であるカスパルを殺すために。
なんでだ、気にしないんじゃなかったのか!?と驚くカスパル。
彼女は答える。
父を殺した仇の息子、憎いに決まっている。
あなたを殺したい。
でも、と言い、こう続けるのだ。
仲間であるあなたと、共に戦って、生き延びたい。
許せない。でも、必死に努力するあなたを殺すことなどできない。
相反する感情を素直に伝えるペトラ。
この後のカスパルの返答も素晴らしいので、是非ご自身の目で確認していただきたい。
支援会話から垣間見る、ペトラの本質
C、Bと続いて不穏な気配はありつつ、Aはまさに波乱でしたね〜。
でもこのペアの会話が、一番ペトラという人間の性質を表しているように感じる。
「仇が憎くないのか?」という問いに「親と子は関係ないから」と優等生的な反応をするペトラ。
これって、カスパルの性格のお陰でもあるだろうけど、彼女の"人質"としての立場がそうさせたんじゃないかなって思う。
親の仇の息子、憎たらしくて仕方ない相手を殺す。
戦争を抑止するために人質となった自分が、そんなことをすればどうなる?
そう考えると、彼女には剣を抜くことも、怒りのままに喚き散らすことさえもできない。
結果、腹の底でどう思っていようが、仲間として受け入れるしかなかったんじゃないか。
彼女は作中トップクラスで理性的な人間だと思う。
でもそれが、辛い過去から来ている物だとしたら、悲しい。
そんな2人の関係が一転したのが、支援A。
剣を抜いて、憎き相手に自身の胸の内を吐露する。
それって、真にカスパルのことを信頼しているからこそ出来たことだと思う。
ずっと理性的でいなければならなかったペトラが、本音を打ち明けた相手が親の仇の息子だなんて、なんて宿命的なんだろう。
風花雪月で一番好きな支援会話だ。
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まあ、真っ直ぐで、懸命に鍛錬をするカスパルを、努力家のペトラが嫌いになれる訳ないよなあとも思う。
閑話 〜カスパルとシャミア〜
もう1人、ダグザ・ブリギット戦役でカスパルと因縁を持っている相手がいる。
それが、ダグザ出身で戦役に参加していたシャミアさん。
この2人の会話も、カスパルの真っ直ぐさがよく出ている名支援なので、オススメだ。
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対ベルグリーズ伯
仇、討てます!そう、無双の世界線ならば!
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さっきまでの話、何だったんだよ!と思われるかもしれないが、まあこのルートでは敵なので。
機会があれば、そりゃ討っとかないと。
というか、敵対会話好きには無双本当にオススメ。
灰狼同士や、教会組、ドロテアと帝国貴族など原作になかった会話も豊富。
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対コンスタンツェ
他にダグザ・ブリギット戦役に関わった家門といえば、そうこの方!
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昼は高度な煽り芸、夜は猫相手にメンチ切る!
コンスタンツェ=フォン=ヌーヴェル嬢!
この2人の関係は、カスパルとペトラと逆だ。
帝国への侵攻の折、戦禍にに巻き込まれたヌーヴェル領。
そこで家族や友人を失い、領地も取り上げられてしまったのがコンスタンツェ。
彼女の奇妙な二重人格は、この戦役がキッカケとなっている。
支援C
戦争で何もかも失ったコンスタンツェだったが、「恨みを継いで争うつもりはありませんの!」と高らかに宣言する。
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それを聞いたペトラは、彼女の思いに応えるため、もう一度話そうとするのだが…。
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何やら様子がおかしい。
コンスタンツェの真意はどちらにあるのか、悩むペトラ。
支援A
ペトラはコンスタンツェに語りかける。
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"表裏、どちらも本音である"と。
戦争の遺恨など残っていない!と言いながら、あなたは逃げるように去っていった。
きっと内心には、強いわだかまりがある。
強い自分と、弱い自分がいる。
弱い自分が存在することで、強い自分でいられるんだ。
そしてそれは、自分も同じだ。
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え、2人のペアエンドまだですか???
ペトラじゃなければならなかった
太陽の下の卑屈な姿、日陰での強気な姿。
コンスタンツェの二重人格めいた症状は、作中でも厄介なものとして扱われることが多かった。
「面倒な奴」というスタンスで彼女と上手く付き合っていくユニットはいても、ここまでその二面性に近づいたのはペトラだけだと感じる。
それができたのは、似たよった境遇によるものもあるが、
何よりペトラがコンスタンツェの性分を「そういうもの」として受け入れるのではなく、「彼女の真意を知りたい」と真摯に向き合った結果だと思う。
終わりに
今回は好きなユニット紹介と称して、大分エグめのところを掘ってしまったが、彼女にはもっと友好的な支援会話もたくさんある。
アッシュと楽しくお買い物したりね。
このNoteで、ペトラの素敵なところを伝えられて楽しかった。
それでは、読んでいただきありがとう。またね!
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