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考え事

芸術とは人生の最終手段で、他に生きる術のない人間の作品に対価がつかなければ所詮それまでということが確定してしまう恐ろしいものだ。

芸術とは…って抽象的に、ましてや学術的に考えているフリをしている人は多いが、実際はそんな生々しい現実の中にある。

道ばたの写真を撮るとき、その道ばたがキレイだから撮るんじゃなくて、その写真を撮るに至った経緯が重要なのだ。

作品の本質やストーリーは本来選ばれし者にしか語る場を与えられない。いまはSNSで語りたければ勝手に語れるが、往々にして人は訊いてもいないことには耳を傾けない。芸術を志す人間の殆どはこうして埋もれていく。

たったこれだけのことを悟りたいがためにずいぶん色々犠牲にしてきたもんだわ。でも知りたかったことが自分の力で知れたので満足です。 そしてこれからも、その先も。

過去の自分からすれば現状はお先真っ暗な状況に陥っているが、実際はまぶしいくらいの光がいつでも見えてて、しんどくてもその光がある限り頑張れそうだ。

自分はその光と影を写真に残しているに過ぎない。


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