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社労士試験にギリギリの点数でコスパ良く受かる方法6〜試験日とその前後の過ごし方〜

 試験って好きですか?私は割と好きです。だって、試験が終わったらもう勉強しなくていいでしょ?「社労士は一生勉強だ!」「法改正情報を常に追うんだ!」と総つっこみが入りそうですが、試験勉強という意味では一旦終わりです。大学浪人も同じ資格試験を何度も受けたこともない私は試験をそのように認識しています。
 同じ資格試験を何度も受けたことがないというのは常に一発合格してきたという意味ではなく、落ちたら即撤退するという根性のなさの現れです。行政書士とか漢検2級とか1回で諦めた経験は数知れず。

本試験直前期

 過去記事でふれたとおり、試験直前にコロナにかかり、本試験は隔離明け1週間後ぐらいでした。全然勉強できていないし、試験会場に行くだけで体力は限界突破しそうだし、行くかどうするかとても悩みました。
 そんなとき、ビッグニュースが飛び込んでくる。あのQuizKnockの河村さんがNHKのバリバラ生放送に出演するらしい。それも8/28、本試験日。はなでんコラボでも手が震え顔が真っ赤になっていた河村さんがテレビの生放送!大丈夫なのか?放送事故にならないか?推しのテレビ出演は嬉しいが、心配が先に立つ。でも、きっと河村さんは頑張るのだろう。推しが頑張っているのに、泣き言を言っている場合ではない。私も頑張ろう!試験に行こう!テレビの生放送に出演することと比べたら大したことじゃない! というわけで試験に臨みました。
 試験前夜にはQuizKnockの毎年センター試験前に出している受験生応援動画を見たりしました。これは本当に泣ける。勇気出る。全受験生が見るべき。

本試験当日

 試験会場には開場の9時と同時刻ぐらいにつきました。検温もあり、長蛇の列。なんとか自席をみつけ荷物を置いて、トイレに向かうとこちらも長蛇の列。これは近くのコンビニは激混みに違いないと思い、行く前に家の近くのコンビニでおにぎりやお茶を買っておいて良かったなと感じました。トイレに並んでいるあいだもテキストを読んだり、講義動画を見たりしている人もたくさんいました。私は音楽を聴いて、心の平穏を保つようにしていました。
 席に戻ってから周りを見ると、テキストや問題集を全科目持参して机に積み上げている人もちらほら見受けられました。私はユーキャンの法改正まとめと白書統計対策まとめという2冊のペラペラの冊子のみだったので、選択と択一の前にそれぞれ1回ずつ目を通しました。本当は自分用の暗記シートみたいなものを作成して、直前の確認に利用したかったのですが、それどころではなかったので、用意できませんでした。
 そうそう!持って行ってよかったと思ったのが、腕時計です!会場に時計がなかったんです。広いイベント会場だったので、1つの時計では全員が見ることができないし、複数の時計だと時間のズレなどが生じる可能性があるから、会場に時計を用意しなかったのかなとも思います。腕時計は必須です。あと、鉛筆を複数本と消しゴムと鉛筆削りも持って行きました。休み時間に鉛筆を削ると少し心が落ち着くので、これもおすすめします。

昼休み

 選択が終わって、次は択一ですから、できるだけ心を穏やかにすることに時間を使ったほうがいいです。昼休みに午前の選択式の答え合わせをするのは絶対やめましょう。もうその論点は出ないから、復習する意味はないし、点が悪ければテンションだだ下がりで午後のコンディションに大きく影響してしまいます。
 ちなみにお昼は自席でコンビニのおにぎりとサンドイッチを食べたのですが、外の空気を吸いにでると、会場外の植え込みの端に腰掛けて食べている人もいました。気分転換になって良さそうでした。私もそうすればよかった。
 近くの自動販売機で、ペットボトルのコーヒーを買って飲んで気分を変え、チョコレートを口に入れ択一式にのぞみました。
 と、いきたいところだったのですが、午後の試験前に行ったトイレでスマホを便器の中に落としました。防水のスマホなので、ケースとバラバラにしてアルコールをかけてせっせと拭きました。死に物狂いで拭きました。何度も何度も拭きました。あなたが試験を受けた会場でスマホを持って必死の形相でおかしな動きをしていた奴がいれば、それが私です。全然気持ち穏やかに過ごせませんでした。

試験後

 自己採点するのかしないのか、するとしていつするのか、など様々な問題がありますが、私は試験当日の夜に自己採点をしました。単に結果をできる限り早く知りたいというせっかちな性格から出た行動であって、深い考えからしたわけではありません。なんだったら選択式は帰りの電車の中で自己採点しました。電車は空いていたので許してください。もし割れがあったら電車の中で泣くところでした。なんであんなことしたんだろう。怖い物知らずなのか?自分の過去の行動原理がまったくわからない。
 当日夜の自己採点の結果は割れなしの選択34点択一44点でしたが、翌日ユーキャンのサイトに入力すると択一45点でした。一つ数え間違えていたわけではなく3つも数え間違っていたので、当日の夜は相当焦って計算していたのでしょう。誤答としていた問題が2つ正答で、正答としていた問題が1つ誤答だったので、もはや何も見えていなかった説すらあります。本当に過去の自分がわからない。
 国民年金なんか択一の問9まで3点で「頼む!本当に頼む!お願いだから問10は合っていてくれ!割れる!ここまできて割れで不合格になる!」と涙目で手は震えている状態でチェックしていました。
 この段階での予備校や社労士系YouTuberやブロガーの肌感予想では昨年より易化したと言われていました。単純に択一のページ数が減っていたからです。前年より10ページぐらいは減っていたらしいです。私の感覚では問題の傾向が暗記から思考型に変わり、従来の対策では合格しづらくなったと思っていたので、まだ合格の見込みはあると自分を励ましました。

結果発表までの日々

 試験が終わってから合格発表までの1ヶ月強は焦燥感と悲観論、突如として湧き上がる万能感に包まれるというめちゃくちゃな精神状態を過ごしていました。そこで、現実逃避のためにそれまで見るほう専門だったTwitterでQuizKnockの動画について河村さん中心にあれこれつぶやこうと思っていたのですが、結局Twitterでも社労士試験のことをごちゃごちゃとつぶやいてしまいました。
 それも、どこそこの予備校が何点予想を出したとか、マークミスしていたらどうしようとか、そんなこと発信してどうするんだと言いたくなるようなことばかりです。もっと有益なことをつぶやけばいいのに。

「ゴージャス伊沢では河村さんのメガネが12時間クイズ以外でほとんど見たことないのメガネで素敵だし、『事実上独立した地域一覧は見ておくべき』という地図帳好きの私にとって同志であると感じさせる発言があったりする推し動画。みんな見るべき!伊沢さんが2極点とるよ。」

 こういうことをつぶやいて1人でもQuizKnockファンが増やせればそれ以上のことはないのです。
 本当にそういったまともなことは何一つできずに過ごしました。当然仕事なんか手につかないのです。育児休業給付金の申請みたいなお金が絡むことは期限に関係なくASAPでいつもはやるのですが、この時期はとてものんびりやっていました。

合格発表

 2021年以前は官報の発表がいちばん早いと言われていて、サイトがダウンしづらいという話もあり、私も官報で確認するつもりでいました。
 ところが、2022年から合格発表が早まったことにより、官報の発表は後日となってしまったのです。困る。
 合格発表日はお休みをとられる方もたくさんいるとtwitterで知ったものの、有給使うのもったいないというもったいない精神もあり、職場のパソコンで確認することにしました。
 9:30の発表時に自席で過ごせるように銀行へのお使いに行き、帰る途中に事務所の前で信号待ちしていた9:25頃、スマホで試験サイトを見るともう発表されている!震える手で受験票をバッグから取り出し確認すると、番号がある!私の番号がある!前後80人ぐらいの番号はないが私の番号はある!そんな私の心境とは関係なく信号は変わる!泣きながら信号を渡り、事務所に戻ったのでした。

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