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肩関節拘縮の評価と運動療法【第8弾〜棘下筋〜】

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今回のテーマは棘下筋です。
棘下筋がどんな特徴を持っているのか?機能解剖と臨床的特徴を踏まえた上で圧痛部位、伸張テストなどの評価をまとめたいと思います。

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棘下筋の機能解剖と臨床的特徴

棘下筋は腱板の上面から後面を形成しており、肩甲上腕関節の安定化に極めて重要な筋肉である。
従来、腱板断裂は棘上筋腱が主体とされてきたが、望月らは棘下筋腱も多く含まれていることを報告している。
また、棘下筋腱断裂は、肩関節の外転筋力にも大きな影響を与える。Muraらの屍体を用いた研究によると、正常肩と比較し、棘上筋の切除では39%、棘上筋・
棘下筋の切除では63%外転トルクが減少したと報告している。
また、棘下筋は肩関節の内外転動を上下にまたぎ、大結節に停止している。
そのため、内外転軸の上方を走行する上部線維群(横走線維)は下垂時に、下方を走行する下部線維群 (斜走線維)は挙上時に張力が高くなる。
頼下筋の各肢位における上腕骨に対する作用は下記の通りである。
第1肢位では、上部線維群の方が伸張位となり、外転に有効に作用する。
前額面上では上腕骨の下方偏位と肩関節の外転運動(支点形成力)に作用する。
水平面上では上腕骨の前方偏位と肩関節の外旋運動(支点形成力)に作用する。
第2肢位では、下部線維群の方が伸張位となり、上部線維群に比べてより強力に外旋に作用する。
前額面上では肩関節の外転運動(支点形成力)と外旋運動に作用する。
水平面上では上腕骨の前方偏位と肩関節の水平伸展運動(支点形成力)に作用する。 第3肢位では棘下筋全体が伸張位となり求心力も高まるが、外旋作用というよ
り水平伸展作用を有するようになる。

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