日本の独立は未だ成らず

まず始めに。
先日は軍備より話し合いをという趣旨の内容でしたが、どちらかといえば平和的解決の模索を最優先にという意味合いで書いておりました。

現在の世界情勢などの中、日本について、『日本独立』という映画をみて思う所がありましたので書いていこうと思います。

戦後の日本は、敗戦国のそしりを受けながら必死に成長をしてきたと思います。アメリカをはじめ欧州各国の助けがあってのことであることは言うまでもありません。ただ、善意のみで手を貸した、とは言えず西側東側の冷戦の影響もあったと思います。
昭和27年(1952)4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効した日、日本は戦後独立を復帰しました。その後昭和47年(1972)5月15日に、沖縄(琉球諸島及び大東諸島)が返還されました。
天皇は国家の象徴となり、戦争の放棄を受け入れました。
勿論、その時の判断は最善だったのだと思いますし、いまだ不安定な情勢があった時でも戦渦に巻き込まれなかったのは現行の日本国憲法があったればこそだと思います。

では、戦後70年の今現在。
日本固有の領土である北方領土の返還は、竹島問題は、北朝鮮の拉致問題は、国家を護るための自衛隊を軍隊として認められない問題は。
本当に日本は独立国家であると言えるのでしょうか?国家が国家たる主権を行使できない状態で、独立復帰は成ったと言えるのでしょうか?

日米安保条約は、過去日本を守護する役目を担ってきました。ですが今現在に至っては日本もアメリカを護る対等な条約ではなくてはならない気がします。

日本はあまりにも長くアメリカに依存してしまいました。ですが、国家を護るのは基本的にその国家が担うべき役割のはずです。
軍備だけではありません。外交も重要な役割を担っています。
今の日本に、その力があると言い切れるのでしょうか・・・。
どんな平和国家であれ永世中立国であれ軍隊はあります。なぜなら国家を護ることが出来ないからです。日本人は国家の危機にならなければ戦争を仕掛けるような民族ではないと思っています。(独裁者でも現れない限り)

色々深く考察しましたが、長くなるので敢えて書き記すことはしませんが、日本は独立国として、敗戦国であった日本と決別するべきではないでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?