タイトルの絵は夕方、海岸までお散歩に出て見た夕景の中のサーファー。 セールの鮮やかな赤が印象的で、美しい光景だった。 温度は夏日と言われるが吹く風に秋を感じる1日、かねて見たいと思っていた「田中一村展」に出かける。 会期は12月1日までと、まだ日にちに余裕はあったが、会期半ばの今頃は空いているのではないかと目算を立てた。 ところが会場に着いてみると入り口には行列ができている。 「えっ!田中一村ってそんなに人気があったの!」 と、意表をつかれた思いが走る。 一村といえば私
末枯れた紫陽花がとても綺麗だったので、飾ってみた。(タイトル画) 9月の読書の感想が長くなったので2回に分けた。 「微光の中の宇宙」 8月に「二人の美術記者」で司馬遼太郎の美術記者時代のことを読んで、もう少し深く知りたいと思っていたら、この本に出会った。 図書館から借り出した本は昭和63年に発刊された本で、とても装丁が美しい。 いや、今は表紙も汚れ中身も多少黄ばんできているが、表紙はグレーで表題はなく、ページを開いたところに表題が記されている。 想像するに限定本で箱入り
タイトルの写真は、いただいた栗で作った栗の渋皮煮。毎年つくって瓶詰めにして脱気してあるので、長期間楽しめる。今日のお3時の甘味でした。 9月はまだまだ残暑が厳しかったが、図書館に頼んであった本が順調に順番が来たことと、だいぶ以前の発刊ですぐ手元に届いたことで、いつもより 多く読めた。 「秘密の花園」 朝井まかて 「南総里見八犬伝」を著した曲亭馬琴の話で、500ページにも及ぼうという大作だ・ 秘密の花園という表題は、ロマンチックなものを想像するが、この物語は全くそこからは程
夏の初めにはいつも白の日々草を20鉢ほどプランターに仕込んでいる。 ところが今年の猛暑で、どうしても枯れてしまう。 懲りずに土を変えたりしながら、3度ほど試みたが、いずれも失敗! 3度目にお花屋さんの「この花は強いよ!」の言葉に、 何株か混ぜて購入した「ペンタス」・・確かに夏を見事に乗り越えて 次々と花を咲かせている。 あまり好みではないと思っていた花だが、夏枯れのべランダに色を添えて くれて頑張っている。タイトルの写真。 そのベランダに実生で育ち茂っている紫蘇、柔らかい
タイトルの絵はお彼岸の連休に開いた月下美人。 全部で6輪ほどの蕾をつけて、開花を楽しみにしていたが、初めに咲いた 二輪は見逃してしまい、翌朝萎んだ花を見つけて 「あら!、昨夜咲いたのね!!」と言う始末。・・・と言うのも例年 この時期になると、もう冷房を使っておらず窓を開けているので、開花したことを知らせるその甘ーい「かほり」で、開花に気付く。 今年は猛暑で冷房から離れられず窓を閉め切っていたために、開花に 気づかなかったのだ。 1年間、たった1日のその日に向けて栄養を蓄えて
中秋の名月翌日のベランダからのお月様。 季節は確実に巡って、見上げる空に浮かぶ雲は秋の雲なのに、35度を 超える猛暑の陽気だ。 いつまでも続く暑さには辟易とする。せめてしつらえだけでも涼風を感じたくて秋バージョンに変えた。 お彼岸明けには涼風も期待できそうだ。 それはそれで嬉しいけれど・・一気に年末を迎えそうで・・・。
タイトルの写真は我が家のベランダの水場で、スペインからのお土産の壁掛けを彩りに。 ご近所から栗をいただいたので、今日は渋皮煮をつくろう。 まだまだ暑いけれど、季節は巡ってくる。短ーい秋になりそうだ。
タイトルの写真の花は「仙人草」。野原に生えている雑草だが、我が家の ベランダの先の芝生に生えてきて、ベランダのバラのアーチをうまい具合に利用して絡んでいる。 もうからこれ4.5年前から、毎年花を見せてくれる。 花が終わると銀白色の髭状の毛を伸ばす。その様子が仙人の髭のようなのでついた名前という。花後はもしゃもしゃと茂るのが鬱陶しく、根元近くまで切り詰めてしまうが、春になると新芽をぐんぐん伸ばして晩夏に咲いて くれる。実はこの植物「ウマクワズ」という別名があり、茎や葉の断面から
タイトルは蔓性のトレニア・・この暑さにも負けずに青々と茂っていて くれる。 8月の暑さはひどかった。2月に車を手放してから、買い物は徒歩かバスで行っている。気候の良い時にはお散歩がてらで、ちょうど良かったが、 この暑い中を荷物を抱えて、15分ほど歩くのは、さすがに年齢を考えると 憚られる。バスを使うのだが、それでも汗びっしょりになり、出かける気が 失せる。冷蔵庫のものを最大限に利用し、買い物に出かけるのを一日延ばしにしてしまう。その空いた時間を読書に向けられるのは、酷暑の効
タイトル写真は我が家に、和食でゲストをお招きした時のセッティング。 新聞の「欧州の有名レストランを巡る二本の映画がこの夏に公開される」という記事を読んで、封切りされたらぜひ行きたいと、心に留めた。 同時に「美食家ダリのレストラン」の記事も掲載されており、こちらも検索してみたが、私の住まいする県では公開している映画館はなく、とりあえず 「至福の・・」を観に行った。 お料理大好き仲間のお一人を誘って朝一番の上映時間を目指した。 ・・・というのも、この映画の上映時間は240分、
タイトルの画像は我が家のりリビングの片隅に陣取るスヌーピーと仲間達。 癒される〜 山百合はその強烈なかほりとダイナミックな花で、一輪だけでその存在感は強烈だ。
残暑というか、酷暑というか・・いつまでも続く暑さに人も植物も ・・・グッタリの様相だ。 そんな気分を変えたくて、水饅頭を作った。 以前は本くず粉を練って作っていたのだが、練り上がってからの処理を 余程手早くしないと葛が固まってしまうので、今は市販の 「水まんじゅうの素」を使っている。原材料を見ると本葛の他に寒天や 乳化剤が含まれているが、この程度の添加剤は許すとして、利便性を優先だ。 私なりの工夫は、素の粉にほんの少しの塩を入れること。 それによって、食べた時に甘さの中に
三井記念美術館を初めて訪れた。 地下鉄三越前駅から外に出ることなく行かれるのは、この暑い最中 有り難かったが、地下鉄から直接美術館に行ったために、いったい自分が 地上のどの位置にいるかも心許ない。全くのお上りさん状態だ。 日本橋界隈は再開発もめざましく、2000年代に入ってから 「日本橋再生計画」によってcoredoのタワービルができたり、 日本橋三井タワーが竣工したりしている。 日本橋三井タワーは重要文化財に指定されている三井本館の歴史や文化を 引き継いで、日本橋地区の再
タイトルの写真は湘南の海、遠くに見えるのは伊豆大島。 こんな風景に触れると、なんとも優しい気持ちになれるのが嬉しい。 岩場の人は何を思うのかな! 遅ればせながら7月に読んだ本たち。 開高健の「最後の晩餐」は、ある冊子に、世界の食に通じるコラムニスト 中村貴教のエッセイがあり、 「凄まじい取材力と考察で人類の生き様をも考えさせてくれる一冊」として紹介されていて、興味を持った。 開高健は私より1世代前の1930年生まれのようだが、私の学生時代には よく話題になっていた作家だ
表題の写真は、舞台の休憩時間中にホールに出て来てまで演奏をするblastのメンバー。 夏の1日、孫娘を伴って渋谷のヒカリエにあるシアターオーブに出かけた。 金管楽器(ブラス)、打楽器(パーカッション)、ビジュアルアンサンブル(ダンサーとカラーガードの組み合わせをこういうらしい)などが組み合わされたこういった舞台は初めての経験だ。 音楽に弱い私でも、年に数回はクラシックやミュージカルを見に行く機会はあるが、このblastの宣伝を見た時に、「なんだか楽しそう!」という ただ
「にっぽんの里山」という展覧会があるのを知り、夫と二人で出かけた。 写真に特に興味があるわけではなかったが、以前にも里山の風景を写した 写真を「美しい!!」と感動してみた経験が、「行ってみよう」と心を 動かしたのだ。 そんな訳で、今森光雄という作家の名前も初めて知った名前だ。 独学で写真を学び、フリーランスで活躍する写真家で、日本はもちろん 熱帯雨林や砂漠など世界各地で撮影を続け、最近では里山環境プロデューサーとしても活動しているという。 写真は撮影禁止だったので、ここ