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「勉強のやり方とは、試行錯誤しながら身につけるもの」という話

中学生の勉強で大切なことは、確認すること、継続すること、時間を確保することの3つです。
勉強のやり方がどうこうと言う前に、何でもいいからやってみて(難しいことを考えず、とりあえず問題を解けばOK)、成果を確認し(答え合わせし、わからなければ質問しましょう)、継続する(できるまで何度も解き直しましょう)ことが大切です。
効率のいいダイエット方法を知ったとしても、継続する力がなければダイエットはできません。
やり方が少々悪かったとしても、毎日ランニングしたほうがダイエットできるでしょう。
これと同じです。

野球の練習の話をします。
バットの振り方をプロに教えてもらったとして、すぐにバッティングが向上するでしょうか?
もし私が教わったとして、すぐに向上することは無いと断言できます。
プロに教われば、何となくそれっぽい形は身につくと思いますが、そもそも私にはバットをうまく振るだけの筋力・体力がありません。
何度も何度も素振りをし、基礎体力を身につけないことにはプロの教えを活かすことはできないでしょう。

守備練習もそうです。
私がフライの捕り方を教わったとして、すぐに捕れるようになることは無いでしょう。
野球をやったことが無いのでわかりませんが、打球がどんな軌道で飛んでいくかを予測することは、ある程度経験を積まないとできないのではないでしょうか。
また、技術以前に、飛んでくる打球を捕る恐怖にも慣れる必要がありそうです。

簡単なことからやってみて、駄目だったところを少しずつ修正し、継続することでどんどん改善していく。
その過程で慣れ、基礎体力もつけていく。
そうしてようやく、打ったり捕ったりができるようになるのではないでしょうか。

スポーツだとわかってもらえると思うのですが、なぜか勉強のことになると、すぐに「やり方」を意識しすぎる人がいます。
まずは、何でもいいからやってみてほしいですね。

ある程度野球に取り組んでいる人がプロから技術を教われば、きっと上達は速いでしょう。
慣れや基礎体力があればプロから教わる技術を活かすことができます。
勉強も似たようなもので、基礎があれば効率のいい勉強法を実行することができるでしょう。
確認すること、継続すること、時間を確保することの3つができる人は、勉強の基礎ができていると言えると思います。
基礎が身に着いたら、勉強のやり方を考えてみてください。
(基礎が身に着いた段階で、自分に合うやり方を既に身につけていると思いますが。)

勉強のやり方というのは、ある程度試行錯誤した人が身につけられるものです。
試行錯誤しながら身につけていくものとも言えます。
ちょっと聞いたり知ったりしてできるようなものではないので、そこを間違えないようにしたいですね。

最後に一つ、「試行錯誤」の意味です。

試行錯誤するのに、確認すること、継続すること、時間を確保することが必要かと思います。

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