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【これから先生になるあなたへ】⑦問い合わせには焦らずに

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、通知表(成績)に関しての問い合わせには、焦らず丁寧に対応しよう!」
です。


教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄

【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や1〜3年目の若手の先生に向けて、自分の失敗談などもふまえてお伝えできることをまとめていきたいと考えています。


通知表を渡します

7月20日、1学期の終わりに通知表を渡します。
大変だった1学期を終え、夏休みに入ることは嬉しいですが、その前の最大の関門として通知表があります。

生徒に通知表を渡すのは簡単ですが、ようするに、「通知表」を持ち帰ったあとの、保護者からのお問い合わせです。


まずは、ここで「通知表」について確認を。

「通知表」の欄を見てもらうとわかるように、「通知表を全家庭に渡すように!」という法的な命令は国からは出ていません。
つまり学期ごとの「通知表」とは、やってもやらなくてもどっちでもOK、なのが正解なんです。

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もちろん渡しますけどね

私も教員になるまでは法的根拠がないことを知りませんでした。ある意味「もらって当たり前」だと思っていました。

今でこそパソコンで簡単に「通知表」も出せますが、昔は全員分手書きだったことを考えるとゾッとします。


そうは言っても、若手の先生が「通知表はいらない!」と叫んだところできっと聞き入れてくれることは現状ないでしょう、、、

なので、今、若手の先生に頑張ってほしいことは、通知表を渡す学期末までに、「自分が付けた成績などについて、しっかりと理由が話せるようにしておく」ことです。


クレームではなく問い合わせ

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さて、「通知表」を渡すと必ずその日のうちに数件の電話が保護者から来ます。
(勤務校では、保護者から「通知表」(成績)についての問い合わせが何件来て、どのような内容だったかのまとめをしていたりします。)

1学期の最終日によく電話が鳴るので、先生たちも電話が鳴るたびに少し警戒態勢をとっています。
(中には、直接学校に話を聞きにくる保護者もいますが、、、)


ただ、若手の先生に勘違いして欲しくないのは、「通知表」についての電話が、「クレーム」ではなく「問い合わせ」である点です。

いっとき話題になっていた「モンスターペアレント」という言葉も、私は好きではありません。
「モンスターペアレント」についてはまた別の機会に書きたいと思いますが、こういった言葉からも、保護者から「クレーム」が来たと思わせる原因かもしれません。


しかし、実際の多くの保護者からは、「なぜその成績になったのか?」という「理由」を聞いてきます。なので、先生としてはその理由を明確に答えることができれば保護者の方も納得してくれて、話が終わります。

それを、初めから「クレーム」が来たと思ってしまうと、保護者にも嫌そうな気持ちが伝わってしまい、敵対心をもたれてしまいます。

「クレーム」ではなく「通知表」について「問い合わせ」が来た、と思うことで、「自分の伝え方が足りなかったのかもしれない。」、「今後も成績をつける際に生徒にどのように説明しようか。」と考えることができます。


後の対応については、自分ひとりで解決しようとせずに、学年主任や管理職にすぐに報告と相談をすることが大切です。
(私は報告と相談をしっかりせずに、対応に失敗してしまったことがあります)

若手の先生は、「問い合わせ」が来ただけで焦ってしまうかもしれませんが、そんな時こそ、焦らず先生方に話をしてみると解決の方向性が見えてきます。



アドバイス(まとめ)

本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、通知表(成績)に関しての問い合わせには、焦らず丁寧に対応しよう!」
です。

初めて成績をつけ、成績が「通知表」として生徒の手に渡る時、初めのうちはやっぱり緊張してしまいます。
ですが、「焦らず丁寧に対応」することを心掛ければきっと大丈夫!

楽しい夏休みがすぐそこまできています!



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