戦争できる国へ変身せよ

戦争できる国へ変身せよ
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」115/通算547 2022/12/21/水】12/19は初氷、雀の水飲み場に1センチほどの氷ができていた。いよいよ冬本番か。

地球温暖化だ、大変だ!とかまびすしいが、一方でメディアは「わずか3時間で30センチ降雪 除雪困難な積雪も」「水曜と木曜は広く雨の予想 積雪エリアは雪崩や落雪に要注意」などと騒いでいる。手足の霜焼けとひび割れが普通だった1960年頃のように寒くなるのは地球にとって結構なことではないか?

19日は4週に1回の1F排水パイプの掃除をしたが、早朝で手がかじかんで往生した。近衛兵だった父は「寒いとか暑いとか泣き言を言うな」と訓示していたが、歳をとると寒さに弱くなるのは仕方がない。カミサンは節電のためか暖房を控えて、まるでドテラ(褞袍、西日本では丹前)のように着ぶくれしている。白い服だから大きな雪ダルマみたいだ。

冬のアラスカを取材したときにマイナス15度を経験したが、両手で顔を塞がないと目玉が凍るようだった。しかしマイナス30度に慣れている住民にとっては穏やかな陽気のようで、バギーの幼児が平然としていたのにはびっくりした。耐寒性があり、さらに冷えればすぐに温かい車内とか屋内に入るから問題はないようだ。

ウクライナは11月から2月まで氷点下の日々が続く。ロシアの攻撃で暖房もままならないことを考えると、-1度や0度の冷え込みでヒーヒー言うのは何となく軟弱であり、勇武とは言い難い。老いたりと言えど「我は大和男児なり、撃ちてし止まん」の気持ち、気概を忘れたら・・・まあ、その時点で成仏したようなものだろう。

できれば格好よく死にたい、憤死より戦死、散華がいいと小生は思うが、七十老にはそのチャンスはないかもしれない。残念だが、老兵は足手まとい、ただ去るのみ・・・舌戦、一種のプロパガンダで戦意高揚を煽るしかないようだ。

扇動家、アジテーター、口舌の徒は温故知新、歴史から多くを学ぶが、「歴史の真実」は難しい。事件の渦中にいた人々でも解釈は色々で、何が真実かは断定できない。群盲象を撫でるで、「色々な面があり、色々な解釈がある」というのが歴史学の落としどころのよう。

学者ではない小生は日本と自由民主の価値観を共有する友好国が、敵性国家である中露北との戦いに勝つために役立つ情報を流していくのが晩年の仕事だと思っている。

小生は子供の頃から多動児(祖母曰く「豆ったい子」)で、野山を歩き回るのが好きだった。長じて記者になってあっちこっち取材で動き回るのを苦にしなかったのは「三つ子の魂百までも」、多動児の血が流れていたせいだろう。小学生の頃、東名高速建設工事で多摩丘陵が削られていた際、断崖の上の亀裂に足を突っ込んで崖崩れを起こし「コラッ!」と怒られたものだ。

それは60年も前のことだが、東名高速のその崖下をチャリ散歩で通るたびに「まったくいたずら小僧だったなあ」と可笑しくなる。そこは今、金網フェンスで覆われているのだが、「危ないので入ってはいけません」の看板があり、今でも元気な小僧はその急斜面に冒険心を刺激され登っているのだろう。男のDNAには「チャレンジ」とか「勇武」の指向があるようだ。

振り返ればいたずら小僧はアカに染まって収監→保釈→退学(除籍)→鳶職→資金を貯めて建築士を目指す→天命なのか編集者・記者に→プロダクション創業・・・今は反共ヂヂイ。波乱万丈というほどではないが、まあチョロQのような「豆ったい」人生ではある。何となく単純単細胞のよう。

立憲民主党の事実上のボスだった枝野幸男。彼は表の顔と裏の顔があるようで、小生は「こいつ革マル臭い」と思っているが、産経2022/11/22は「枝野新党結成の臆測」という記事でこう報じている。

<枝野氏を筆頭とする立民結党メンバーで党を割って出るのではないか、との憶測も飛び交っている。昨年10月の衆院選で大敗し代表を辞任して以降、表舞台から遠ざかっている枝野氏。狙うは党内での主導権奪還か、新党結成か>

革マル派の教祖、黒田寛一は「サナダムシ戦略」で組織に侵入し、やがて組織を乗っ取るという手法を考案し、かなり成功した。枝野も立民を乗っ取るつもりだったろう。

枝野的な怪しいリベラル≒アカモドキや日共、新左翼などのロートル連中が日本で赤色革命を起こすときは、中露北の全面的な支援がなければ絶対成功しない。だから彼らにとって共産主義独裁の中露北は「我が祖国」である。

枝野は立民の革命政党化に失敗したのか、今は新党を起こして右でも左でも「反自民」の一点で団結するというレーニン式「人民戦線戦術」を目指しているのかも知れない。毛沢東はそれを倣って「小異を捨てて大同につく」と言っていたが、要は「野合」である。今のドイツ政権なども野合臭いが、長続きしないのではないか。

憎まれっ子世に憚る、左巻きは世界でも日本でもまだまだ生き永らえている。小生の大目標「中露北の共産主義独裁殲滅」は来年から熱戦になるかどうかは分からないが、コロナ対策でドジを踏んだ習近平にとって戦争は名誉挽回の機会にはなる。台湾を侵略し、返す刀で尖閣など日本の島嶼を襲うなら、日本の軍事力が脆弱な来年がチャンスだろう。

しかし習近平が短期決戦で勝たなければ求心力が低下し、中国の少数民族や自由民主を求める人々により「反中共独裁」の運動を招きかねないから、事は容易ではない。習近平はプーチン・ロシアがウクライナ侵略という暴発で孤立しているのを見ているから、習は「開戦か、それとも延期か」で悩んでいるかもしれない。一方で開戦し勝利しなければ「建国の父・毛沢東と並ぶ興国の父・習近平」という栄誉は得られない。どうする、どうする習近平!?

習の嫌うトウ小平は「中越戦争」(1979年)によって箔を付け、毛沢東後の権力闘争に勝利し最高指導者への地盤を固めた。習は共産主義経済を否定したトウ小平を乗り越えるためにも戦争を必要としている。

彼の側近は今やイエスマンだらけになったから台湾と日本への侵略を止めるはずはなく、「米軍が本格参戦するまでの短期決戦で行きましょう」と作戦を練っているのではないか。いきなり核ミサイル2、3発で屈服させる手もあるが、これでは一気に“人類の敵”と烙印を押されるから、さすがの習近平もためらうかも知れない。

中露の民が決起して独裁者を叩き潰さない限り、来年も今年以上に激動の1年になるだろうが、とにもかくにも日豪を含めた西側諸国が結束し、踏ん張って、対中露経済制裁を続けて行くことが大事だ。もともとアカ好きのドイツは中露傾斜が目立ち、EUの不安要因だが、ドイツのお守りは仏のマクロンに頑張ってもらうしかない。

中露北に狙われているのに日本は長らく平和ボケのままで惰眠を貪ってきたが、最近はようやく危機意識を持ち始めたようだ。核兵器を含めた軍事力の整備・向上、核シェルター建設、アイアンドーム的防空システムの開発、国民皆兵・徴兵制導入、食糧・燃料の備蓄などなど課題は山積している。

「憲法残って国亡ぶ」というバカなことにならないよう、全力を挙げて「戦える国」「手を出すと痛い目に遭う国」に変身しなければならない。
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