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#3【高校受験】偏差値35の中学生が半年で偏差値70の高校に合格した話。

#1と#2をご覧いただきありがとうございます。

続きをつらつらと綴ります。

新境地

志望校を中学3年の4月に決めました。
正直、その高校以外分かりません。
今考えると、知らなくてよかったかなと思います。

前回述べた塾の体験を終え、親と話し合い、正式に入会。

そこの塾はまったり、ゆっくり授業を行うスタイルで、
個人のレベルに応じてテキストや教材が変わります。
他の大手の塾のようなクラス分けはありませんが、
かといって個人指導でもありません。
少し特異な塾でした。

そこの塾に通う生徒は合格圏内の高校に確実に受かる子。
チャレンジするような生徒はいませんでした。
ですので中学3年のクラスはある程度仕上がった子ばかりでした。

授業は週2回、夜の2時間のみ。
レギュラー授業というやつです。
数学の授業に初参加しました。
各自レベルに応じたプリントが配られ、
私は初参加なので、基礎的なレベルのプリントでした。
いざ、授業開始。


「全然わからん。」


1問目から止まりました。
xって何。yって何。
このレベルです。

さすがに私のレベルでは太刀打ちできないので
先生についてもらいながらひとつひとつ問題と格闘しました。
あっという間に授業(2時間)が終了。
授業は2時間ですが30分間自主学習の時間があります。
初回の30分間は数学の先生と今後の方針を話し合うことに。


「あの高校を目指すにはみんなと同じことをやってはいけない。」
「次回から、あなただけ、レベルを上げます。」

なんだか嬉しかった。
これまでにはない経験。
ひとまず中学1年の基礎的な内容と、問題が要約されたプリントを
もらい、次回までの課題となりました。
それも嬉しかった。

「塾で課題もらった!」

かわいいですね。
家に帰り、ワクワクしながらそのプリントを解き進めました。
何日も時間をかけて。


楽しい!
なるほど!

この感覚を覚えて以降、友人と遊ぶことはなくなりました。

覚醒の兆し

まずは基礎固め。
この作業を6月まで続けました。
数学と英語をとにかく回しました。
辛いという感覚はなく。
楽しいという感覚しかありませんでした。
今まで知らなかったことが知れる。
当時の私にとってこれ以上の喜びはありませんでした。

何度も、何度も
分かるまで繰り返す。
分かったら、楽しい。

そんなこんなで6月の段階では数学と英語は基礎が出来上がりました。
でも、まだ基礎。
学校のクラスメートや、塾のクラスの子たちのレベルには及びません。


ただ、このころから数学の処理スピードが抜群に良くなりました。
計算が周りの誰よりも速く、基本暗算で解いていました。

余談にはなりますが、
私は小学4年から4年間珠算教室に通っており、
一応、段位は取得していました。
そりゃ、計算速いわけだ(人並よりは)。

皆が検算を筆算で行っていましたが、
私は筆算が出来ません。
非効率だから。

まぁ、しょうもない自慢はさておき
珠算の経験が数学で活かされはじめました。

英語は文章が問題なく読めるレベルまで持っていけました。
読めるだけです。
長文はまだ書けませんが。

基礎は大事です。本当に。
その考えは、社会人になった今でも変わりません。


私は運よく数学と英語は2ヶ月で回収できました。
ですがまだ国語、社会、理科が残っています。
ここはまだノータッチです。

さぁ、夏に差し掛かりますが、どう回収するのでしょうか。

それはまた次回に。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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