自己紹介

みなさんはじめまして。私は日本で出会ったネパール人と結婚して7年ネパールで暮らした2児の母yuunaと言います。1ヶ月前に日本に帰国したばかりです。ここではネパールでの日常生活や習慣、食事、お祭りなどについて紹介したいと思います。

ネパールの朝の流れ

ネパールでは日本のようにいつでも蛇口を捻れば水が出るわけではありません。その為ネパールの朝は水汲みから始まります。朝6時半頃になると公共の水道から一時間程度水が出ます。これをガグリという鉄製の壺に汲んで持ち帰ります。私の嫁ぎ先は有り難いことに比較的お金がある方で、家に水を引いてタンクに溜めて使っていました(それでも出るのは朝の一時間だけです)。水を溜めている間に玄関先の掃除をします。水を撒き、ほうきで砂を掃きます。玄関先が綺麗になったら祈りの時間です。ネパールの家には必ず祈りの部屋があり、そこにはヒンドゥー教の神様が祀られています。そこで神様に祈りの言葉を捧げ、ベルを鳴らします。それが終わると外の神様が祀られている場所に移動し、米や花を供えながら祈りの言葉を言ってまたベルを鳴らします。そして玄関のドア下にある鉄製の小さな壺に水を入れ、花を生けて朝の祈りは終了です。ちなみに玄関のドアは基本的には開けっ放しで、いつでも神様が家に入って来れるように開けておくのだそうです(虫が入るし冬は寒い)。その後は家族みんなで紅茶とビスケットを食べるのが、ネパールの一般的な朝の流れです。日本とは水事情も宗教についても全く違いますね。

ネパールの食事


ネパールの主食はお米です。といっても日本米のようにふっくらもちっとするものではなくタイ米のような長くてパラパラしたお米が一般的で、それに豆のスープをかけて食べます。それプラス鶏やヤギの肉と野菜のおかずが2品程度と漬け物などを一緒に食べることが多いです。ネパール語で豆のスープのことをダール、ご飯のことをバートというので、このメニューのことをダルバートと言います。ネパールの代表的な家庭料理で日本で言う定食のようなものです。

https://curryzone.jp/?p=1243

ネパールでは日本のように和食、中華、イタリアン等家で作ることはなくほぼ毎日ダールバートです。その他には発酵乾燥させた青菜のスープ、発酵させた筍とトマトのスープ、干し大根と豆のスープなど日本ほど種類が豊富ではありませんがいくつかのメニューをローテーションしていただきます。調味料はクミン、ターメリック、フェヌグリーク、キャラウェイ、フェンネル、コリアンダー、唐辛子などのスパイスが主で消化促進や風邪予防、食欲増進などの効果があるとされていて無添加で体に良いものが多いです。

そして一番の違いはネパールの食事は手で食べるということですね。親指、人差し指、中指、薬指を使ってご飯とおかずとスープを少しずつ混ぜながら掴み上げて口に運ぶという感じです。衛生的に気になるかもしりませんが食前食後には必ず綺麗に手を洗います。手で食べると更に美味しく感じるのだそうですが、私は日本人のプライドでしょうか、それとも幼い頃から手で食べてはいけないと教え込まれたからでしょうか、手で食べることには抵抗があり、いつもスプーンで食べていました。とはいえ今はネパールでもスプーンで食べる人も多いです。
このように食文化においても日本とネパールでは大きな違いがありますね。

今回はネパールの朝の流れと食事についてざっくりとお話しましたが、今後はネパールのお祭りについてやネパール料理のレシピなども投稿できればと思いますのでまた見ていただけると嬉しいです!


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