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【日記】5歳の息子と語る、「戦争と卒園式」

私は、イクラ(息子:5歳)と一緒によくテレビをみる。
私もイクラも生粋のテレビっ子♪
1日1回は必ずテレビの取り合い、戦いが始まる。

食事の時は10分ほどニュースを一緒に見ている。
日本で、世界で、何があるのかを一緒に見てほしいから。

そんな中でもイクラが4歳の時からよく報道されたニュース、
それは悲しくも「戦争」である。

報道当初は、親として見せることに躊躇した、
まだ幼いし、見せないほうがいいのではないか?

しかし、子どもたちが犠牲になっている姿、助けを求めている姿が報道されると、
親の私の目には涙があふれて止まらなかった。
イクラと歳も変わらない子が一生懸命に戦場で生きている。

そのことがきっかけで、どんなニュースも見せることにした。

見せた当初4歳の頃から、
イクラ「これバンバンヒコウキね?ママ、バンバンして。
   これセンシャ、バーン・バーン…」
イクラなりに何か思うところを、遊びという形でアウトプットするようになった。
ただ、その飛行機と戦車は必ず敵役。
私はそれでいいと思う。
イクラなりの表現の仕方だ。

現在5歳のイクラは時々戦争や戦車のことを話してくる。
それはつい最近も。
ニュースを見ているとその話が始まった。

イクラ「センシャって嫌だよね!」
オニギリ「嫌なのか、どうして?」
イクラ「人を傷つけたりするから!、牢屋にずっと捕まってほしいよね!!」
オニギリ「そっか、捕まっててほしいのか…どうして人を傷つけちゃうのかね?」
イクラ「…んーわからない、…怒ってるのかな?」
オニギリ「そっか!怒ってるから、傷つけちゃうのか。
    でも、なんで怒っているんだろうね?」
イクラ「わからない。」
オニギリ「そっか…ママは、悲しかったり苦しかったり、相手に伝わらなかったらそれが悲しくて、時々怒っちゃうかもな~」
イクラ「そっかー、そしたら話し合えばいいのにね♪」
オニギリ「そうだね…ママもそう思う、
イクラちゃんがお友達に話すように、みんなお友達だったらいいのにね。」
イクラ「うん。ねーママ、あの歌歌って?みんなともだち~の歌」

オニギリ・イクラ「みんな ともだちー♪ ずっと ずっと ともだちー♪」
おとなになってもーずっと ともだちーイエー♪…」

そして、エンドレスともだち♪へ突入…

オニギリ「…歌詞わからないから、Youtubeみよ!」


でた!文明とはすばらしい。
※Youtube、みんなともだちをかけてみてください、泣けます涙


これがまた、息子の卒園式の姿を想像してしまうのだ。
涙もろい私はすでに泣きそう。

イクラ「ママ、どうしたの?」
オニギリ「イクラちゃんの卒園式のことを考えたら涙が出そうになった。園でたくさん過ごしたんだな、成長してるなって気持ちと、あと数か月で卒園って考えたら寂しくて。
イクラ「そっか…」
オニギリ「あ、ママね、卒園式でおもったけど、この歌もききたい。

※これまたYoutubeで「さよなら僕たちの幼稚園」かけたら、涙腺アウト!パパママは子供たちの卒園想像して大泣きしますので注意です


この歌が終わるころには二人して涙を流していた。
イクラ「ママ、僕卒園したくない…」
オニギリ「うんうん…。その分さ、園のみんなとたくさん楽しもう?」
イクラ「うん!」


私は幼かったとき、卒園式が悲しい、先生・お友達と離れてしまうから悲しいという気持ちはあっても、素直に涙にも言葉にも出せなかった。
泣くことが恥ずかしい、話すことが恥ずかしいと思っていたから。
自分の気持ちを我慢することが多かった気がする。

イクラは言葉で伝えてくれる子。ママ大好きだよ、怒ったママは嫌いだけど。
イクラは命・ものへの愛が溢れすぎる子。壊れた抱っこ紐、お古のぼろぼろの三輪車、歯磨き粉のゴミにさえ、さよならするときは涙。
シャケ(夫)の実家の愛犬がなくなった時も涙。当時3歳だった。
「死」を理解していたのだろうか。
ドラえもんの映画を見ると素直に涙を流す子。
感動したら言葉にする子。
見知らぬ人にも、困ってる知らない子にも声をかける子。

そんな私が幼い時に持っていなかったものをイクラはたくさん持っている。
そのイクラの繊細さ清らかさ、その中にある強さに心があらわれる。
どこかで私もそうなりたかったと思っているのかもしれない。

そんなあなたの素敵なところが大人になっても変わりませんように…。
そしてどうか、世界中のこどもたちが笑える日が来ますように。

世界中の子供たちが~一度に笑ったら~♪
空も笑うだろう~♪ららら海も笑うだろう~♪



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