おはよう

今日も今日とて平和だ
しかしまあ平和が1番戦争なんてクソ喰らえだ。
つーか、俺が俺である限り、なんだ面倒だ。

紫音「ヴィムおはよう」
「坊ちゃん、おはよう」

坊ちゃんは寝ぼけ眼で起きた。昨日襲ってきたしまあそりゃあ俺の腰が砕けたわけだが。

紫音「ヴィム腰は大丈夫か?」
「大丈夫じゃねーけど平気。とりあえず子供達の飯作らねーと」
紫音「ああ狩りなら昨日のうちにしてある。子供達は肉を食ってぐっすりだ」

何気にこいつ俺が起きる前に起きてたのか

「何時ごろ?」
紫音「確か三時に起きて調達しに行ったから5時に全部終わった」

しっかりしてるといえばしてるのか

紫音「ルー、いるか」
ルディック「はいいますよ」

すぐさま現れたこいつは紫音の側近であり俺の幼馴染。
海に惚れてるとかなんとか聞いたな

紫音「子供達はぐっすりか?卵の様子は」
ルディック「卵ならヴィム様が守っておられるではないですか」
紫音「そうだったな」

卵は合計25個この間生まれた30匹の子供はドラゴンの姿でよちよちと歩き回っている可愛い我が子だ。

紫音「ヴィム、これからなにをする?」
「俺はとりあえずご飯食べたい」
ルディック「では僕が作るからな」
「うん」
紫音「僕も作る」
「2人で作ってくれねえか?」
紫音「そうだなそうしよう!ルー」
ルディック「かしこまりました。坊ちゃん」

料理しに行った2人を見送って俺はまたドラゴンの姿のまま卵を守る。
この子達が大きくなって平和に生きてくれたらいいな。

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