見出し画像

ヤマの教え①アヒンサー(非暴力)

今日は『ヤマの教え アヒンサー(非暴力)』について

今日は八支則のうちの一つのヤマ、
アヒンサーについて述べていきます。

ヤマの教えは
「やるべきで無いこと」、
禁戒の教えになります。

先人達で真理を実感した人が、
私達にどう生きると幸せになれるかを
示してくれている
『道しるべ』と言えます。

その目的は、
人や社会に対してやってはいけないことを規律として掲げ、他者への行為を良くするためにあります。

またヨガの長い練習に耐え得るように、練習する者に心の平静さを与え、揺れ動かないようにすることでもあります。

五つの戒めがありますが、
その基準を客観的に設けるのは難しく、心の平静さを得るためにヤマがあるとすれば、練習者自身の心が満たされるかどうかがその基準となります。

つまりヤマを厳守することにこだわり続けたために、かえって心が乱れるようであれば、
それはヤマの本来の意味が
失われてしまうということであるので
注意が必要ですね。

それでは一つ目、
『アヒンサー』
これは非暴力という規律です。
自分に対しても、他人に対しても暴力的であってはならないという教えです。
自分も他人も大切にし、
心、呼吸、体を痛めてはいけない‥

例えばヨガのポーズ中、苦しい呼吸をしながらポーズをキープしたり、
無理に体を伸ばそうとして腿裏を痛めてしまうことがあります。
これは自分の体に対しての暴力となります。

日常では、他人を責めてしまう言葉を発してしまったが故に、
相手を暴力的な言葉で傷つけてしまう事もあります。

どんな形であっても
思い通りにならなかった事を思い通りにしようとすることや
怒りのエネルギーを相手にぶつけてはいけないという教えなのです。

この規律を守るためには
自分も他人も尊重するようにすること。

自分の心の状態を見つめ、
暴力の原因を知った上で、今の状況を、そして相手を理解しようと努めましょう。

非暴力を意識して日常生活を送る、ヨガの練習をするようになると
自分の利己的な考えも収まっていき
生きている事への敬意が湧いて来ます。

アヒンサーの実践において大切な事は意識をして毎日一つでも実践すること。

ヨガのポーズを無理して行わない。

他人にイラッとしても冷静になって、暴力的な言葉を使わないなど。

もし出来ない日があったとしても
「そんな日もある」と捉えて
少しずつ実践していきましょう。

「自分の心の基盤が作れるチャンス」と捉えて、どんな事があっても日々アヒンサーを意識してみて下さい。
あなたのこの気持ちが、平穏な心へと繋がる第一歩となるでしょう☺️


今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?