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心のエネルギーの質、トリグナ

今日は
『心のエネルギーの質、トリグナ』
について

世界に変化と多様性を与える三つの質『トリグナ』は
「心の質」の事を指しています。

ヨガにおける心の捉え方は様々な角度から学ぶ必要があると感じていますが、
今回はその基本的な知識であるトリグナについて簡潔に把握していきます。


①ラジャス

激質を表す。
激動・動性を意味する。
積極的、元気でありやる気に満ちている。
この質が過剰になると、怒りに満ちた状態になり、
動き過ぎや興奮し過ぎたり、疲れていても本音を無視して頑張り過ぎてしまう。
強く激しい感情のコントロールが出来なくなる。

②タマス

鈍質、暗質を表す。
惰性、無知を意味し、落ち着きや暖かい印象があるが
この質が過剰になると、バイタリティが下がりやる気が無くなる。
心が動きにくく、やる気や欲が停滞している状態に。
体を動かすのが億劫になり、簡単で楽な方を選びがちになる。

③サットヴァ

純質、調和を表す。
ラジャスでもタマスでも無く、
穏やかで身体のバランスが取れている。
物事を公平に見て、常に感謝し、誠実で向上心に満ちている状態。
ただし日常生活でこの状態に至っていられる人は稀である。


この①〜③のなかで目標としている質は『サットヴァ』であり
そのサットヴァに至るためには
食事や運動を変え、物事の捉え方を学び改めていく事がポイントです。

日常でラジャスに偏りやすい人は
敢えて体を動かさない方向へ自分を持っていきバランスを取り

タマスに偏りやすい人は
ラジャスに至れるくらいに体を動かしたり、行動を起こす頻度を高めて自分に刺激を入れていく事がポイントとなります。

改めて日常生活を振り返り
自分がどの質に偏りやすいのか?

どういう行動を起こして自己規律していくと、穏やかな状態でいられるか?

体・呼吸・心のバランスが上手く取れるよう、繰り返し実行に移していくのが良いでしょう。

その方法は多種多様ですが
ラジャスに偏りやすい人に、
「動かないで、じっと座っていてください」と言ったところで
数分とも座っていられない、考え過ぎてしまうという傾向に至る事が多いので、そういった傾向を踏まえ、方法を改めます。

ラジャスが過剰な場合には、
体を思い切り動かし、段々とクールダウンさせるようにする事でバランスが取りやすくなるかも知れません。

その人が望んでいることや
本当の意味でのリラックス、
調和する感覚が理解出来るようになります。

是非日常生活を振り返り、
自身はどういう心の質に至る傾向があるのか把握していく事で
自分が毎日穏やかに過ごす為にはどうすれば良いのか、ヒントが見えてくるでしょう。


今日は以上です。
少しずつ学びと理解を深めていけるよう、また別の視点からも随時お伝えしていきます。


最後までお読み頂きありがとうございます😊🙏

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