見出し画像

驚愕・生成AIの脅威は続く!


生成AIの脅威は止まらない。むしろ、そのテンポは速くなっている・・・
前回は、5月26日までの流れと基本的な知識を整理した・・・
すべてはここでまとめたので、関心がある方は
「驚愕!生成AIが人間生活を破壊する」を、まず、ご覧願いたい。

今回は、その後、1か月の流れをまとめたものである・・・。
Noteで、沢山のコメントをいただいた。読者に感謝申し上げたい。

iphoneに生成AIを搭載という意味

このニュースが走ったのは、6月10日に、アメリカのアップル社が新機能「アップルインテリジェンス」を発表したからである。
openAIとも連携し、対話型AIをChatGPTが使えるようにするという。

今秋から始めるという。ものすごい変化をおこすと予想されるので
マスコミを大騒ぎしている・・・。ご存じの方も多いと思う。

これは、大規模言語モデル(LLM)の技術を使っていて、IphoneやMacなどの基本ソフト(OS)に組み込まれるという点がポイントである。
勿論、競合する各社が「対応する」から、スピード競争はアップルだろう。

これは大変なことで、手持ちの機種で、即座に、メールやメッセージの校正・写真などをもとに、好きな絵文字をつくることという点に注目したい。

ワンタッチで、画面の生成や画面検索も簡単にできるとなると、いわゆる学習がいらなくなる。この変化は大きい・・・。

すでに、NHKの気象情報が生成AIで配信されている

NHKのラジオで流れている気象情報は、生成AIを活用していると放送されている。「大量のデータから作られる最新のニュース」は、基本が、生成AIからできているのだから、わざわざ人間のアナウンサーが読み上げなくても、「AIアナウンサー」の発信で十分なのだ.。

NHK:の生成AI配信

このように、すでに日常生活はAIに支配されるようになってしまった。
地震情報・津波情報など、データに基づく情報の発信は、益々この傾向を強めるだろう。

フェイクに気をつける

勿論、フェイク情報も出てくるので、情報の信頼性や正確性は、いま以上に神経質になる必要がある。そして、倫理的なことも含めて、今後、新しい課題が生まれてくるだろう。怖いことだ・・・。

すでに、フェイク情報が大量に流されて、社会が混乱することが生じているから、プライバシーの保護を含めて、厳格な基準が求められる。
私達の意識を高めていかなくてはいけない。

猛烈なエネルギーが必要だ

一般人は、生成AIが「巨大なエネルギーを消費する」ということに関心が薄い。これではいけない!「
この流れで行けば、「エネルギー不足」は一層深刻になるのは間違いない。
現在の物価高の原点は「電力不足からくるものだ」ということを、再確認する必要がある。生成AIの流れに乗ればいいというほど単純なものではない。

生成AI.の中心が「大規模言語モデル」「画像生成モデル」だから、これを計算するするためには、大量の電力を必要とする。

また、リアルタイムで推論するためには、猛烈な電力を必要とするから、生成AIが進めば進むほど、「電力の消費量が増す」のは避けられない。

いいかえると、生成AIを作動させるに必要な「半導体」は、
大量の計算を高速に行うための電力消費が要求するということだ。

<チョット寄り道> エネルギー不足を補うために

これを補うために、政府も民間と協力していろいろな工夫をしているが、現状ではとても対応できない。
太陽光発電・風力発電・地熱発電・水力発電など「再生可能なエネルギー」の開発に尽力していても、生成AIに対応でき、安定供給するだけの技術がないのが現状なのだ。

石炭・石油・天然ガスなど化石燃料の消費を、現状以上に増やすことは問題が多い。
水素エネルギー」は製造と貯蔵の課題を解決するには、もう少し時間がかかるだろう。
カーボンニュートラルの実現性は遠い・・・。

カーボンニュートラル

原子力発電に頼るしかないのか?

大量のエネルギーを補充するために、原子力発電に頼らざるをえないのか?
生成AIの進展は、止まらないところまで来ている。
しかし、その反面にある課題についての関心が高まっていない。
この両面を考えないと、行き詰ってしまうだけだ・・・。

大量のエネルギーを供給するため、原子力発電が一つの選択肢となることは確かである。原子力発電はその一つの選択肢であるが、安全性や廃棄物処理などの課題があるのは、ほとんどの人が理解している・・・。
さてどうするか?・・?

再生可能エネルギーの導入や、エネルギーミックスの最適化により、多様なエネルギー源を組み合わせることが求められているが、今後の予断は許さない。

投資家たちは、生成AIの開発に投資する

民間ばかりではない。国家的な規模で、政府・行政機関も生成AIの開発に投資している。これは、日本ばかりではなく、「世界的な大きさ」で動いているのだ。すでに「覇権国家の枠」を超えている。

転職・働き方もこの範囲のことで、生成AIは、国家を超えている。超大企業も零細企業も抱える問題は同じである。

民間のスタートアップ企業・イノベーション企業も「新しい産業」や「ビジネスモデル」を構築しようと頑張っている。各種の先端研究所も、基本から組み直さないといけない。停滞したり停止することはないからである。

2024年6月21日。ソフトバンクの株主総会で、孫社長が「AI分野への投資を拡大し、人類の1万倍の英知のASI(人口超知能)の開発を10年以内に達成する」と宣言したという。
この挑戦的な発信にみられるように、AIの開発競争は、これまで以上に過激になると思われる。

2年後の「大学入試」に嵐が襲うだろう

NOteの<日曜数学者 柚子>さんのコラムをみると、「共通テスト」の数学の問題を、生成AIが解いている。続いて、東大入試の問題を解く依頼をしたが、まだ完全ではない。が、時間の問題で方向が見つかるだろう。

生成AIがテスト問題を作成する

入試では、すでに「人間と生成AIのバトル」が始まっている・・・
AIが金澤大学医学部の問題を合格レベルまで正解させたというのだから、
全国規模の模擬試験の問題を、生成AI,に解かせることがやがて可能だろう。学校・予備校・塾の講師は対応を迫られる。
教科指導法を変えざるをえないだろう。ベテランは対応できるだろうか?

iphone に、生成AIが搭載されたなら、影響力が甚大である。
このレベルで行けば、各種の検定試験への影響ばかりか、やがて「医師の国家試験」・「国家公務員一種」など難関テストも、データの蓄積次第で生成AIに攻略される日が近いだろう。こうなると、カンニングどころではない。
だから慌てているのである。

これからどうなるだろうか?

生成AIは、「膨大なデータ」を集め・分析する。
それに基づいて「新しい商品」を作る。
新しい「サービスを運用」することが基本。
だから、すべての行政・企業・団体が「生成AI」にそわざるをえない。

だから、いろいろなIT企業で「会話型」「要約型」「音楽生成型」などの商品・サービスが進んでいる。
Note のコメントを見ただけでも、新しい環境に積極的に対応していく企画が沢山ある。規模の大小を問わず「流れが始まっている」とみるべきだろう

①   イメージ生成」能力・・・画像データを学習し、「新しい画像」を生成する。例えば、写真を手書きのイラスト風に変換することもできる。
②   「テキスト生成」能力・・・文章データを学習し、「新しい文章」を生成する。例えば、小説のプロットを自動生成することができる。論文も書くことができる。評価・採点までやってしまうだろう。
③   「音楽生成」能力・・・音楽データを学習し、「新しい音楽」を生成する。例えば、いくつかのヒット曲の旋律を組み合わせて、新しい曲を生成することが可能になる。小学生に作曲家がたくさん登場するだろう。
         

これからの人間生活 と AIモデル「GPT-4o」

私は、ソフトバンクの孫社長のASI(人口超知能)ほどではないが、2030年までに、「生成AIが変革してしまう社会」が来ることを恐れている。

流れに任せて、変化に身をゆだねていくしかないだろうが、
「6月から12月にかけて」起こる変化が気になって仕方がない。

人間が人間である」ことの線引きが、生成AIによって、強引に行われていくことへの「恐怖」であるといっていいだろう。

ウクライナの戦争も「AIを搭載したドローン」の戦いに変化してきた。
「人民戦線」「人間の鎖」という発想は反故になってしまった。

アメリカ・中国・ロシア・イスラム・EUの覇権争いも、勝利者は「人間以外のAI」になるだろう。宇宙も、この範囲に収められてしまうだろう。

すでに、AIモデル「GPTー4o」は市民権を獲得してしまった
ますます、当たり前の、私達の日常茶飯の中に組み込まれていくだろう。
やがて。私たちは生成AIについての意識もなくしてしまうだろう。

アップル社は、SIriとオープンAIの「ChatGPT」を連動させ、ChatGPTの知識を活用してユーザー体験に「4oなどオープンAIの技術」を取り込み開発を進めている。
今後、ChatGPTの基盤の4oは、AIと人間のコミュニケーションを高めると予想されるが不安である。

人類の「潮目」である。私たちはどの潮に乗って、どこに行くのだろうか?
その先はわからない。健康で、逞しく行こう!!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?