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大學入試バッチリやろう

11月です。いよいよ「入試対策」の時期です。
「共通テスト」も4回目を迎えますね。
昨年・一昨年の問題をみると、何を要求しているかハッキリしてきましたので、具体的な準備に取りかかりましょう
「総合型入試」で受験した人もいることでしょう。


私立大学の入試も変化してきました。

成績が伸びないからといって、受験科目を減らすのは危険です。GMARCHが合格しやすくなった等の情報で、急に、志望を国公立大から、私立大に変更するなんてことは危険です!!
「入試は人生を拓く窓」です。果敢に挑戦しましょう。
 
       まず「高得点」を取るために・・・
入試は選抜試験です。
合格しなければ、どうにもなりません。
不合格になってから、言い訳をしたり、後悔したりしても後の祭り
いまからの3か月間がすべてです。

高得点を確保する「具体策」を考えるのが賢明です。

①   ミスをなくすこと・・・勝負の分かれ目は「失点しないこと」です。模試結果を見て下さい。ケアレスミスが多くありませんか。文字をしっかり書き、計算はミスがないように・・・。「合格者は失点しない」です。
②   志望校が「要求」する単語レベル・計算力・公式をマスターする・・・共通テストは勿論のこと、「二次試験」ではレベルがあります。東大・一橋大・早慶クラスの単語数のレベルと、地方大が要求する単語数が違います。
 
<受験生の心得> リテラシーをマスターする

進学しても、社会人になっても「知識を活用できない人」がいます。
一般社会では、「記憶力」より、知識を「活用する力」が要求されています。
たくさんの資料・情報から「素早くポイントを見抜き判断」する力です。

共通テストが出題する「ポイントと同じ」です。俯瞰する力です。
Literacyとは、こういう力をさします。


センター試験から「共通テスト」に代わって、一番大きな変化は「出題の質」がリテラシー重視になったことです。当然、基礎的な知識を習得することが前提です。この傾向は、「二次試験」「私大入試」に大きく影響しています。

 
超トップ大学は「85%以上」の得点率を確保する
超難関校といわれる東大・京大に合格した先輩の実績をみると、「共通テスト」の得点率が90%を越していますね。わかり易く言えば、810点以上の得点です。上位の受験生は、9月の模試で85%(750点以上)の得点を挙げています。どうしたら、このような高得点がとれるのでしょうか?

共通していることは、大量の情報から、「出題者が要求」していることを敏感に「嗅ぎ分けて得点につなげている」からです。受験センスと演習を積み重ねた結果です。例年では、790~780点が東大の受験のボーダーラインですが、逆転もありますから、今の君は「実力勝負」で頑張ることです。
 
<受験で参考にしたいこと> 

バレーボール
ネイションリーグで男子日本チームは好成績をあげて人気が盛り上がっています。「選手の力」を評価する声が多いですが私は「監督の力」に注目しています。
日本は長年、欧米を中心とした「高さ」と「パワー」にねじ伏せられてきましたが、今回は世界第3位になったのです。「監督」は全日本チームのコーチの経験もあり、世界のバレーを俯瞰して、徹底して対策を講じてきましたね。難敵の「高さ」に負けないために、センター攻撃を強化し、ワンタッチブロックの指先技術を磨き、シャープな角度に留意したスパイクを訓練、敵のスパイカーの球筋をよんだ守備陣形と工夫していました。またチーム内に高さのある選手を招聘するなど「技術・戦術」が見事でした。

「共通テスト」の傾向分析・2次試験、私立大入試対策でも同じです。勝つため・合格するためには、どれくらい徹底するか。ハイレベルの競争になればなるほど、ハイレベルの相手こそ重要になることを示してくれました。

 
      「嘆くのはよそう!」:教科ごとの対策を立てる
「共通テスト」は分量、読解量が多くてやり切れない。考える時間が多く、時間不足だ。過去問が役に立たないなど・・・と、色々な声が聞かれます。
この傾向は、今年も変わらないでしょう。

だから「嘆くより、慣れろ!」です。不満を嘆くより「対応策を考える」方が賢明です。では、少し教科にそって考えてみましょう。

①   「英語」の出題量は今年も多いでしょう。大量の資料から要点・キーワードを選ぶリテラシーが要求されていますから、覚悟して準備しましょう。共通テストが要求している語彙数・文法・読解量の多さに慣れるのです。
世界共通語が英語であることは変わりませんから、将来を見据えて努力しましょう。模擬試験を有効に活用すること、インターバル練習をすることです。

②   「数学」も、設問の文章は「短くならない」と思います。時間不足にならない練習をしましょう。類似した問題を多くこなして「出題者の意図」をスピードよく見抜く力をつけましょう。
長文の設問をよんで、キーワードを見つけ出すことが鍵ですから「数値」・「条件」に留意して下さい。文章の裏に「公理・定理」が隠されている場合があります。絶対に「計算ミスをしない」ことも重要です。できる問題からやることです。

 
<こんなことも・・・> ヒント:東大入試対策
先日、東大の「合格者・不合格者を比較する」勉強会を行いました。
「二次試験」対策です。そこで「合格者サイド」から見た留意点を記します。まず「数学」からです。        

①   定理・公理をしっかり習得し、出題された問題の中から、使えるものを発見し、有効に使うことです。合格者は「解答に近づくプロセス」を重視しています。
②   教科書の演習問題の中から、応用する類似問題を沢山練習して、「解答をイメージする力」をつけていますね。問題を解いて「正答への近道」を発見しています。
③   合格者は普段から「考えたり、表現したりする力」をつけるように工夫していますね。数式を変形する、最後まで計算をやり抜くことに留意していますね。
共通していることは「解けなかった理由」「足りなかったポイント」を取り出し、自分で考えていることですね。参考書にあるような「解法を鵜呑みにしない」です。
 
      入試は、社会人への一里塚
「入試は社会人への一里塚」です。入試問題に正対しながら、人間としての成長が期待されています。だから、狭く受験だけに限って考えるのではなく、課題に対応し、解決していく力が必要です。

③   「国語」は、幅広い視野・知性・教養を要求しています。考える力。判断する力。表現する力が期待されているのです。だから、いろいろな文章に沢山触れることが基本です。チャット・Lineで、安易に意思疎通しているだけでは、文章の理解力・読解力はつきません。      
将来のためにも、しっかりとコミュニケーションする力をつける必要があります。君は、毎日、新聞や雑誌を読みますか。物語・評論・古典と、幅広いテーマ・ジャンルの文章に慣れる努力をしていますか。「要約する力」・「まとめる力」は社会人になっても重視される力です。また「速読トレーニング」も必須です。いろいろな文章に慣れていくといいのです。

④   「世界史」は、ウクライナの侵攻を見ても重要さが理解できますね。日本は、世界の中で「単独で存在する」ことが許されないです。
今年は、ロシア・中国との関係で「核兵器」「アフリカ」「EU」「NATO」「中立国」「スウエーデン」「西アジア」「中南米」の歴史をしっかり学習しておくと良いと思います。
「ジェンダー」「資源・エネルギー」「分断と連衡」がテーマです。

⑤   「物理」は「公式・定理」をしっかり活用できるレベルまで学習し、解答の手助けになるまでを意識して勉強して下さい。「身近なテーマ」を題材にした出題が予想できますから、「ChatGPT」「生成AI」を絡めた図やグラフで出題するかもしれません。
テーマは「生活の中の物理」です。設問の量は多いでしょう。数学・情報科目とリンクするでしょう。
 
<受験から飛躍して・・・> アンティキティアの機械
「アンティキティアの機械」が、最新の映画「インディージョーンズ」にでていますね。
私は、クレタ島に行く時に、チラッとみただけの島でしたが、ここで発見されたものが、古代ギリシャで発明された重大な遺物とは予想さえしませんでした。1901年に学者が「半分だけ」沈没船から発見したそうですが、残りはまだ見つかっていない・・・これが映画のテーマになるなんて・・・。歴史を知ると映画の見方も変わりますね。天文学に繋がるなんて、映画の奥は深いですね。

         

      「なりたい自分」を鮮明にすること
次年度からの新課程入試の影響で、推薦・AOの受験者が急増しています。先日、東大・一橋などトップ国公立大学に推薦・総合選抜で進学した調査の結果を整理しました。
「一般入試中心」・「総合選抜方式を有効に使う」という県単位の特色がみられました。文科省も推奨していますから、早稲田大をはじめとして、全国の私立大は増えるでしょう。どちらにしても「なりたい自分」を意識して進学することにはかわりないです。
特に「総合選抜入試」では志望動機や自己PRが重要ですから、自己分析とエッセーの練習が要求されますね。大学別に要求されることが変わりますが、共通していることは「自分の強み・適正」と大学・学部・専攻とのマッチングが大切だということです。将来、海外留学したいと思っている人は特に意識して下さい。


<誰だって死に物狂いです> 『もののけ姫』の宣伝コピーは「生きろ」

宮崎駿の「もののけ姫」を見たことがありますか。
何気ない「ポスター・宣伝文句」ですが、このコピーに行きつくまで、プロデューサーの鈴木敏夫さんと、コピーライターの糸井重里さんの激しいバトルがった話は有名です。

日本の一流のコピーライターの糸井さんが、何度も何度も「宣伝文」を書いて、鈴木さんに送っても「OK」が出ない。そして、行きついたのが「生きろ」だったというエピソードです。

簡単に見えますが、ポスターのコピーは、映画のテーマ・メッセージを伝えるものです。この厳しさ・激しさ・妥協のなさは「なりたい自分」を模索する上でも重要なことです。

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