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受験・指導のヒント

「共通テスト」を振り返って、これからの受験指導・勉強に活かしたいことを整理します。栄養の偏りをなくし、運動と気分転換に注意し、心身共に「前向きな受験生」であることを前提にしています。
 
      日常生活につながる観点からの出題が多いです。
教科によって「大問数が増えた・減った」とか「小問数が増えた・減った」とか言う声がありましたが、基本は「過去の入試センターの出題形式」と変わらないです。だから、過去問の演習をシッカリやった受験・勉強が正解です。「共通テスト」対策では、「量対応」:リテラシーが問題ですが学習方法はこれま過去問をでと変わらず「継続」です。
丁寧に解かせることが「留意点1」です。

       読解力がない受験生は苦しいです。
どの教科でも「出題者が答えさせたいこと=設問」を正確に読み取れない受験生は点数を落としています。「共通テスト」の目玉は、「考える力(思考力)」を見ることと、「最適解をスピードよく発見する能力」にありますから「暗記中心」の受験生は困りますね。

どの教科も「意地悪」なくらい「誘導文章」が長く、「誘導文と関係が希薄な設問」がある教科もありましたから、割り切って「短時間で解答すること」が重要になりました。判断力重視ですね。
だから、読解力をつけることが「留意点2」です。

        リテラシーをつける指導が大切です。
情報処理能力(リテラシー)が、「共通テストのポイント」です。大量の資料や情報を恐れず、出題者は要求している情報を抜き取ることが必須です。

難しいようですが、実は、私たちに日常生活の中でやっていることです。
テレビを見ても、雑誌・新聞を見ても、「自分にとって必要な情報だけ」を抜き取っていますね。友人との会話でも同じです。

自分のことだけをはなしている人は、人間関係が破壊するのです。つまり失点するのです。これは「スピードになれること」と同じです。
「スピード」「量」に対応する能力をつける必要があります。だから、これを意識して指導する必要があるのです。「留意店3」です
        

     リテラシー重視の流れは変わらないでしょう

大量の文章を「読む力」・大量の情報を「聞く力」をつけるこが、今後の学習のポイントです。これは、グローバル化に沿うものですから、文句なく努力しましょう。早口の推奨ではありません。

「1分間に何文字読めますか?」「何文字書くことができますか?」
外国語でも、日本語でも同じです。インターバル練習(演習)が必要です。
このスピードにこだわることが、「留意点4」です。  
 
     生活の基づいた実践的な問題が多いです。
「共通テスト」の目玉は、日常生活につながる「実践的な問題」が多いことです。例えば、物理の問題をみると、ダイヤモンドの光など「教科書にはない身近な題材」を「物理的な知識を使って解く出題」があります。日常生活と学問のつながり重視です。

全教科で、グラフ・地図・写真・資料が出されていますが、これも、日常の中で関心をもって「考える習慣」があれば対応可能です。
いつも「なぜ?」という問いをもっているように指導することがキーです。これは、大学に進学してからも、社会人になってからも「要求される能力」ですから、好奇心をもってグラフをみたり、データを分析したりする「習慣」があるといいのです。
実用的・実践的な問題に関心を持つことが「留意点5」です。

近頃は、新聞を取っていない家庭が増えましたね。ラインで、簡単なChatをして十分だと考えている人が多いですね。が、「新聞を読む」・「会話を大切にする」ということを軽く考えていると入試では困ります。
情報を組み合わせて考える力が弱いと高得点が取れないからです。

入試で、「小論文強い女子」をみていると、共通して「投書欄」や「身の上相談欄」をよく見ています。心のひだをみているのでしょうね。
男子高校生は、スポーツ欄・テレビ番組・ゴシップ欄だけをみていることが多いです。「異なる観点から見る力」をつけることが「留意店6」です。

      「限られた時間」の中での勝負です。
入試は「点数が全て」の世界ですから、「やりきれなかった」「時間が、もう少しあれば」「こんな問題は・・・」なんて言い訳は効きません。
「選抜テスト」は、競争があるテストです。だから、得点がすべてです。

この「当たり前」のことを承知しているはずなのに、これに対応する訓練をしていない。させていないと失敗します。「偏差値」と、摸試の「判定」ばかり気にしている人が多いですね。
大切なことは「もっと得点にこだわる」ことです。これが「留意店7」です

「共通テスト」の怖さは、点数化されて「現実」がつきつけられるところにあります。
テストの結果・点数が出てしまったら、もう「どうしようもない」のです。

例えば、東大を志望しているならば「790点以上」の得点を取っていなければどうしようもないのです。しかし、もし数学などで高得点がとれる受験生は例外です。どの大学でも「合格最低点まで到達するにはどうしたらよいか」これが「留意点8」です。 
 
        得点力にい留意しましょう
入試は、偏差値ではなく「得点力」の勝負です。いろいろな出版社が「予想問題」を出版していますから、いろいろと試してみるといいでしょう。12月に入ったら、時々、「制限時間を設定して演習」してください。これが「留意点9」です。
「やりきれない」ということがないように・・・。昨年の問題も、実際は難しかったですね。数学・英語・生物などリテラシーを計るから、「量」が多いですものね。今年も、この線で来るでしょうね。

共通テスト」では、自分が問いやすく、自信がある問題から入る習慣をつけさせましょう。また(1)の問題で確実に解いてから➡(2)➡(3)に進ませてください。配点は少ないですが、ポカミスは許されません。
 

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