性暴力による外傷死の統計
下記のX投稿を死因統計により検証したい。
死因統計で生殖器損傷にかかわるコードで検索してみた
男女ともに生殖器の開放創による死者は数件あるようだ。
子宮破裂に該当するコードはS37.6で検索すると1999年~2021年までの23年間で死者は6人であるが、全員20歳以上であった。
自然開口部からの異物侵入の作用の続発・後遺症にコードされている可能性もあるが、1999年~2018年のデータによると0-9歳までゼロ。
外因コードY05(暴力による性的加害にもとづく傷害及び死亡)は0人
当然損傷の原因としては性的暴行だけでなく同意のある性行為や交通事故なども考えられるわけであるが、死因統計には原因を示すコードも用意されている。
外因コードY05(暴力による性的加害にもとづく傷害及び死亡)で検索してみると、1999年~2021年まで23年間で全年齢で死者は確認できない。
アメリカで性暴力による死者は22年間で55人
アメリカにおける外因コードY05(暴力による性的加害にもとづく傷害及び死亡)は1999年~2020年の22年間で55人。
オランダでは1996年~2022年の27年間で7人。
少なくとも先進国において性暴力による死亡は非常にレアケースと考えられる。
司法統計でも多数の死者は確認できない
警察庁統計をみると、6歳未満の強制性交の被害者は令和4年で5人、令和3年が9人、これには口腔性交なども含まれるはずである。
口腔性交等が該当しない強姦罪のころは平均して年約2人程度であった。
強制性交致死の件数も非常に少ない。
強制性交致死も性暴力による生殖器損傷による死亡ではなく、もっぱら絞殺等ほかの手段による殺害が多いのではないかと思われる。
もし本当に看護師で嘘をついたのであれば大変問題であろう。
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