労働意欲の電池切れ
まずは、私の現状について(2024年1月現在)
2024年は50歳になる節目の年
今年の3月末に、約20年務めた会社を退職して、個人事業主として活動を開始する予定。
大学を卒業後すぐに就職したのち2回転職を行い、会社員歴は約28年。
会社員でいることに何の疑問も抱いていなかったし、会社員でしか生活できないとずっと思いこんでいた私が、個人事業主となることを決断した経緯を記録しておきたいと思う。
2022年末頃から、労働意欲が低下していくのを感じるようになる。
思えば会社の組織構成が大きく変わって半年ほど経過してからだろうか。
部門長の指示に対して、この人何を言っているのだろう?と思うことが多々あり、意見が合わないと無視とまでは言わないが、明らかに態度がよそよそしくなった。やがて部門長の前で思考停止状態に陥るようになった。
2023年度初めのイベント企画の際は、開催直前に会社から細かすぎる訂正指示がでる。正直私にはどうでもいい内容で、「くだらない」と思ってしまう。しかし部門上層部は、あーでもない、こうでもないと真剣に議論を始め、この時心が離れていくのを感じる。マンガでよくある表現だが、自分が宙に浮いていて、みんなが議論しているのを見ているが、「ワーワー、ギャーギャー」と何を話し合っているか全く頭に入ってこない状態。本当にこんな状態になることがあるんだ、とちょっと感動する。
もう、ここには居られない。でも、辞めてどうする?この年で転職なんて、うまくいかないだろう。
そんな時、身近に気になる働き方をしている人たちがいることに気が付く。
仕事内容は私と同業種。
話を聞いてみると、業務委託契約で仕事を請け負っている個人事業主、毎日直行直帰で精神的にすごく安定してますよ、とのこと。
うらやましい、しかし、単価を聞いてみると、やはり安い、安すぎる。現在の年収の2/3程度になるだろうか。
そう簡単には決断できない。
決断の決め手は、直属上司と半期に一度の1on1
あなたの役割は?今後チャレンジしたいことは?等々
何も出てこない。いや、自分の役割や求められていることは分かっている。ただ、言葉にしたくない。
労働意欲の電池残量がほぼ残っていないことを確信した。
早速、先程の業務委託元企業にアポを取り面談、快く受け入れてくれそう。
面談翌週に会社に退職の意向を伝えた。
自分の人生だから好きにしなよ、と拍子抜けするほどあっさりと受け入れてくれた。
会社への不満が積もり積もって退職を決意したが、退職の意向を伝えるまでには自分の本当の気持ちを整理することがでた。会社へ感謝を伝え、円満退社をすることができそうだ。
気持ちの変遷については、改めて記したいと思う。
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