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映画「さよなら ほやマン」感想

映画の舞台石巻で観てきました。感想を思いつくままに書いてきます!ネタバレ注意!あとでサムネも描く予定ですが、いったん映画に合わせて予約した居酒屋さんの冬でも超うまうまなほや刺の写真をサムネとします…!




☟ここから感想始まります☟

ミハルの暴力シーンの迷いのなさとか速さとか音とか迫力良かった。本当にそうしてしまう人っぽさがあった。

発泡酒だから!はフフッとなってしまったし、ふっとばされたおじさんはなんだか情けな可愛かった。

ミハルの執行猶予の件、なんとなく、仕方ない事情があったんだよとかフォローのターンがくるかと予想してたけど、無くて、それがなんかリアルで良かった。本当に上手くいかなくてそうなっちゃったんだろうなって感じた。

詳しくは明かされてなかったように思うけど、家庭で当たり前に暴力があって、暴力することが選択肢に入っちゃってる感じなのか?それを自覚してるのが偉いし辛い。

それに対してはるこさんが、あんたがしてきた苦労は異常だよ的な、よく知らないなりに慮ってる気がして素敵なおばあちゃんだなって思った。

執行猶予の話のあと、アキラがミハルに特に問い詰める様子もなかったのは優しさなのか。他にもそりゃ怒るわよなな場面で、手がでちゃったり、ミハルの漫画メチャクチャにしちゃったりしそうなところ、文句を言いながらも常に優しい対応だったなと振り返ってびっくりする。優しすぎる。ほやも毎回とってきてくれてるんだもんな、いい人すぎやしないか。

借金して返します…のシーンめちゃくちゃわかる、わたしも絶望した時ああなります。ちゃんと責任とる方向に向かえて偉い、借金なんて絶望に向かって自分を鼓舞できて偉い。

シゲルがほや食べるシーン、ミハルが兄ちゃんに聞かなくていいの?って確認するの、実際にミハルの心配通り兄ちゃんくらってたし、ミハルのアキラへの理解とか気遣いを感じてよかった。それでいてシゲルの意思で食べてるのを見守ってるのお姉さんみたいであたたかかった。このシーンもアキラはショックなはずなのにその場にわって入って怒って止めるとかせずに、次の日の朝、島を離れるから2人で暮らせよって形になるの、アキラの人の良さを感じる。

アキラは、やらなきゃいけないと思ってることとやりたかったことが重なってようやくほやマンが実行できたのかなと思った。やらなきゃいけないことをするのって辛いけど、それがいい感じに現実逃避になることもある感じ。

他者を気にせず、自分のやりたいことを実行できるミハルがツヨツヨでかっこよかった。はるこさんも後半ツヨツヨでミハルに影響受けた感じがあって可愛かった、老人ホーム断ってて嬉しかった。

割と序盤のシゲルが軽トラからはるこさんに手を振るシーン、2人とも超可愛かった。

ほやマンの再生数がのびたら島のみんなでお祝いして、炎上したら島の迷惑だみたいな理由で非難されるの、たしかに良くも悪くも過干渉な感じが田舎って感じする。

おじさんからアキラへのほでなしが!辛かった。私の地元にもある方言と近いと思うんですが、訛りの罵倒の迫力…。

お布団のアキラとはるこさんのシーン。なぜか異常にアキラに感情移入して、私もはるこちゃんがいて超良かったと思ったし、あそこであの声色で手握ってそう言えるアキラが優しくてめちゃいいシーンでしたね、今思い出し泣きしそうになりました。

津波の表現。アニメーションと音楽がすごい迫力だった。うわああって怖くなってドキドキもした。すごい。

最後ずっとドキドキしてた。思い返すと3人ともメチャクチャだったな。よく送り出せたなミハルさん。アキラを待ってる間2人とも超心配だったんじゃなかろうか。

最後、普通に暮らせてて良かった。美晴丸めちゃええやん!!でもミハルさん一緒に暮らしてないんかい!って寂しかった。けど交流はあるようで良かった。兄弟やはるこさんは島に仕方なく暮らしているんじゃなくて、暮らしたくて暮らしているになってるといいなあ。そうよね多分。あの後お金貯めて家を買ってミハルさん含めみんなで住んでくれたら嬉しい。

まとめ、登場人物がみんな魅力的な映画で良かった!


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