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正社員と派遣の働き方

私は20代半ばの頃、地方の都市部にて某大手企業の派遣OLとしておよそ1年半勤めました。そのあと転職し同県の田舎へ引っ越し、正社員となり、現在4年目になりました。
この記事では、派遣と正社員の働き方についてのそれぞれメリット、デメリットについて列記していこうと思います。

まず新卒で入った会社について、簡単に触れておきます。新卒で入った会社はサービス業でした。拘束時間は9時〜22時、業務内容も自分には明らかに合わないと感じ、1年で退職しました。その後しばらく無職となりのんびり過ごした後、職業訓練校に通い始めました。9時〜17時、3ヶ月間。その期間にMOSを取得しました。
職業訓練校を卒業(?)した後、転職活動をし、派遣として働き始めました。

職種は一般事務。9時〜17時半まで就業。
残業は一切なし。
新卒で入った会社はサービス業だったので、就業中、座っていられることや、お茶を飲んだりお菓子を食べられることが新鮮でした。そもそも、自分にデスクが与えられたこと自体初めてだったので、感動したのを覚えています。
さらに驚いたのは、17時半の終業のチャイムと同時に、フロアにいた派遣社員や正社員みんな一斉にエレベーターへ向かっていくことです。これが定時ダッシュというものなのか、と当時は衝撃でした。
時給は1050円くらい。お給料は手取り15万いかないくらいだったと思います。仕事内容はほぼルーティンワーク。特別なスキルも必要なく、淡々とこなす感じでした。
でも私はそれで十分に感じていました。

では、なぜ転職したのか。
それは「なんとなく派遣のままだと良くないのではないか?」という漠然とした不安に突き動かされたためです。要は「正社員が普通。派遣は不安定」という認識が私の中にはありました。でも、今は断言できます。派遣でも正社員でも、その人に合っていればどちらでも良いと思います。いきなり今回の記事のオチを書いてしまいました。

さらに結論を書いてしまいますが、私は派遣として働いていた時の方が幸福度は高かったです。ではなぜそう思うのか、整理して書いてみます。

まず、私の当時の転職活動の軸についてはざっくりと以下の通りです。

・完全週休2日
・年間休日120日以上
・副業可

見てわかる通り、業界や職種にさほど興味はなく、ほぼ条件のみで決めてしまいました。後述しますが、これは後々幸福度に響いてきます。

続いて、具体的に派遣先と現在の労働状況を比較すると以下の通りです。

派遣
給与:年収240万前後(うろ覚え)
人間関係:良
責任:ほぼなし
仕事内容:良
残業:なし
ライフワークバランス:かなり良い

正社員
給与:年収300万
人間関係:良
責任:あり
仕事内容:良
残業:あり
ライフワークバランス:仕事の前後、休日も資格の勉強

 派遣の時の方が幸福度が高かったと書きましたが、注目して頂きたいのは残業とライフワークバランスの項目です。派遣の時の方が趣味や副業に時間を割くことができていたのです。おそらくこれが幸福度に直結していたように思います。
 さらに、条件のみで転職してしまったものだから、現職の業界にほぼ興味がありません。しかし上司は、私が熱意を持って転職してきたと捉えています。当然です。あれもこれもと色々な仕事を任されました。それはありがたい話ですが、本業より、趣味や副業に時間を使いたい私からすると「時間を奪われている」という感覚になるのです。さらに責任まで課されるのですから、不満も高まります。

よってこれらのことから、転職においては条件のみでなく、業界や職種の下調べはしっかりと行い、きちんと納得して働けるか、というのが重要かもしれません。(おそらくみんな知ってる)

さて、長くなってしまいました。
現在転職活動中の方、一緒に頑張りましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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