3ビズ講座・オシゴト４期

わたしが全身全霊でモヤモヤを抱えていた約５年前、それらのモヤモヤを少しずつ取り払うきっかけとなったのが３ビズ講座「わたしたちの月３万円ビジネス」でした。
３万円とか、ビジネスとかいう名前からちょっと違うイメージを持たれそうですが、元々は工学博士の藤村靖之先生が提唱した田舎で暮らしたい若者のための仕事の作り方の考え方のことです。
田舎は人口が少ないから数を追わない、月３万円くらいの小さな仕事を必要なだけ複業すると良いよ、という考え方です。

発言やアイデアを求められていない空気、あるいは求めている風ではあるものの言わせておくことが目的となっている空気、そしてそれを繰り返すことで結局は窮屈になっていく空気や人付き合い。
ビジョンがなく、目的がない人たちとの活動は本当に辛いだけで。でも、あると思って活動してたから辛かったんですよね。ないと分かれば、それなりに目線と責任を自分だけに向ければすっきりとしてまた前に向くことができました。もちろん完全に手を切るのも良いと思います。

自分にできる小さなことから少しずつ取り組んでいくこと早５年。
２年半前からは自ら埼玉県行田市・熊谷市を中心にした３ビズ講座「オシゴト」をスタートしました。元にした３ビズ講座を私たちの等身大サイズにサイズダウンしたことでより地域密着の講座になっています。

グランドルールを設けて、心理的安全性をできるだけ確保して…、自分の思いを伝えられるように講座を通して何度も繰り返し練習して。もちろんここでは心の底から発言やアイデアを求めます。自分の好きなことを好きって言える空気。それがどれほどの安心感と元気を湧き起こしていくことか！

行田市を飛び出して、埼玉県内のいろんなところで活躍されている方や、事例に飛び込むことで、他の地域にどんどん根ざして育っていってる取り組みと人たちを目の当たりにして、ワクワクしたとともに、行田はやばい…ととてつもない焦燥感を覚えました。
まちのことに無関心な人のいかに多いことか。
今はボランティアでも良いから、一人でも良いから、少しずつ確実に一歩一歩前進して行きたい。そういう思いで講座を積み重ねています。

私はなんでもない人で、何かすごいことができる人ではないけども、そんな特別ではない平凡な人でもできることを大切に講座を続けています。そんな私なのでなかなかうまくいかないこともあったりするかもしれませんが、なるべく落ち込む時間は短く、次はどうしたら良いか？を考えることをすぐに思い出せるように訓練中です。一緒に訓練しましょ！

開催する上でポイントだと思っているのは、本講座となる全６回の連続講座の前に「説明会」をするところ。
名前のイメージで「稼ぎたい！」と言う思いだけで参加されると、全く違う講座なのでお互いにとって良くないのです。自分の商売のことだけじゃなく、まちの課題についても自ら解決したいって思ってもらえることが大事なので、説明会に必ず参加してもらうことを条件にしています。
この説明会に割く時間と労力を怠ると、お互いのためになりません！本当にそう思います。

それともう一つのポイントは無料にしないこと。説明会はもちろん無料ですが、その後の連続講座は有料です。有料にするから気合が入った人が来てくれるんです。元を取るぞ！と。無料だったり、安すぎてしまうと、「休んでもいいか…」と言う気持ちが湧いてきたり、1回1回に身が入らない原因にもなります。これも、話には聞いていたものの、実体験を経てそう思いました。

まだまだ目立たない私たちの取り組みですが、必ず未来に効いてくる。そう信じています。前向きに、地域に根ざしてワクワクしたい！そういう方はぜひ仲間になってくださいね。

詳細はfbページ @oshigoto.gyoda をご覧ください。