見出し画像

エロい話は意外と難しい

 小説投稿サイトは数多くあります。黒羽カラスの筆名で「note」、「カクヨム」、「小説家になろう」に作品を置いています。
 熱心に書いているサイトで言えばもう一つ、「ノクターンノベルズ」になります。主な読者は男性で、とにかくエロに特化して書かないとウケない仕様になっています、たぶんですが。
 そこで私はド直球のタイトルで書き始めました。

https://novel18.syosetu.com/n2645in/

 タイトルはずばり「まずはセックスから始めよう」です。筆名を少し変えて愛らしく「からちゅ」としました。思い付きから始めた作品なのでストックがありません。書いては考え、考えては書いて。そんな行き当たりばったりの状態で書き進めてきました。去年の十一月に一話を投稿して、現在、六十七話になります。文字数は十七万を超えました。なんとか長編に育てたのですが、応募する先がないので寝太郎の状態です(三年以内に応募先が見つかればいいのですが)。

 で、このエロに特化した話の何が難しいのかの主題になるのですが、肝心の濡れ場に毎回、四苦八苦することになります。最初に体位で悩みます。四十八手を全部、使いこなす性豪は作中に登場しないのでマンネリ化が否めません。場所にしても彼氏の部屋。または彼女の部屋など、似たようなところが続くと読者離れを引き起こします。
 そこでスリリングな展開として公共のトイレ等で若い男女が欲望を吐き出します。単調になりがちな喘ぎ声はシチュエーションによって微妙に変えることにしています。
 それはもう、最初の頃は快調に飛ばして書いていました。話数の多さに比例して書く速度が落ちてゆきます。性交渉ができる場所に限界がありました。話の舞台が現代なので更に枠が狭まります。深夜のスクランブル交差点でエッチをさせようと考え、辛うじて更新を踏み止まりました。現実的ではない上に必然性が見出せなかったもので。

 今は六十八話の内容を頭の中で考えています。プロットのようなものは出来ているのですが、決断が鈍ります。もう少し細部にまで手を入れてから更新したいと思います。
 それにしてもエロい話は本当に難しい。短編にすればよかったと思う今日この頃なのです、はい。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?