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『ドラえもん+7巻』と『ドラミちゃん』が出た!

12月1日は、藤子・F・不二雄さんのお誕生日だったそうです
そして2023年のこの日に、てんとう虫コミックスの『ドラえもんプラス+』の7巻と『ドラミちゃん』という新刊が発売になりました

かわいい表紙にキラキラの帯


プラスの7巻は、既刊のドラえもんのコミックスには未収録の作品が収録されており
『ドラミちゃん』には、既刊のてんとう虫コミックスでドラミちゃんが活躍した話が再録という形でピックアップされています
初めて読む作品を楽しんで、そして思い入れのある話の再読もでき、このセットは素晴らしいなあとしみじみしてしまいました

プラス7巻での個人的ベスト話は『ドラえもんの歌』です
なんとドラえもんが不具合を起こし、ジャイアンを上回る破壊音痴の歌を聴いて欲しがり屋となってしまって、のび太の暮らす町の人々を根こそぎドラえもんコンサートに呼びつけ、果てしなく歌い続ける……という、くるったドラえもんものの、傑作でした
ドラえもんがおかしくなった時の表情って、可愛くて好きです フィギュアとか欲しい

『ドラミちゃん』の方では、ひそかにとても好きだった『海底ハイキング』の回が収録されていて内心小躍りしつつ読みました
他にも久しぶりに読めた話ばかりで、ドラミちゃんのピックアップ回ってやっぱり特別感があっていいなあと感じ入りました

ところで、ドラミちゃんが登場する回って、大きく分けて2種類あるんです
それは、ドラえもんが出てくる話と出てこない話です
おそらくなのですが、ドラミちゃんはドラえもんの妹としてゲストで時折現れる世界観と
のび太のもとに未来からやって来たのはドラミちゃんだった世界観があるようなんです
後者の世界観だと、しずかちゃんやスネ夫ジャイアンといったキャラの設定やデザイン、名前まで違ったりしますし、のび太も冒険心に富んでいたり、積極的に資料を揃えてディベートをしたり(題材はネッシーがいるかいないか?)と、ちょっと違う印象を受けるんですね あと、のび太の部屋や家の玄関のデザインも違ったりします なかなかのマルチバースですね

それで、ちょっと妄想してしまったんですが
先日、少年チャンピオンにAIの描いた『ブラックジャック』の“新作”が掲載されました
もし、同じようにドラえもんの漫画を新たに描いてもらうとしたら
のび太のもとにやって来たのはドラミちゃんだった世界観に、ドラえもんが登場する話はどうかなあと思ったんです

ドラミちゃんがゲストで登場する話によくあるように、年に一度のオーバーホールを受けるドラミちゃんの代打として、ドラえもんが未来からやって来ます
普段、しっかりもののドラミちゃんに世話をされるのに慣れてるのび太は、ポンコツ気味な兄のドラえもんに最初は文句を言ったり、早くドラミちゃん帰ってこないかなあ~とかこぼしたりするんですが
空回りすることもありつつ、一生懸命にのび太の世話をしてくれようとするドラえもんと、不思議と気があって、友だちになって、おやつの取り合いをしたり、一緒にイタズラをしてママに怒られたりして過ごして、すっかり仲良くなるんです
しかし、ドラミちゃんが帰ってきた日に、お互い意地を張ってろくにサヨナラを言わないままに別れてしまいます
でも、それぞれが離れ離れになったら、現代ではのび太が、未来ではドラえもんが、すっかり元気が無くなってしまったので、見かねたセワシとドラミちゃんが、また2人が一緒に居られるように計らってくれる…
そんなAI新作どうかな~出ないかな~と妄想しておったのです
改めて、『ドラえもん』っていい作品ですね

ドラミちゃんの誕生日は
12月2日でした!

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