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豪雪の山里から ~ 多様の時代ってこと

こんにちは。ようこそ

世の中、「多様性」の大切さが叫ばれていますね
多数決じゃなくて、あらゆる存在や価値を認めようということかな

でその過程として
よく分からないマイナーな存在を理解しようと、
細かく分類・説明をしていくと
むしろ違いを刷り込むことになってしまって
気づくと差別意識が助長されてしまう

相手を知ることは大切だと思うんだけど…
多様性って難しい

多様であるってことは分類することじゃなく
お互いを素直に認めること
「わけへだてなく」ということのはずなのに

女性差別を改善しようという主張が
いつしか男女間の意識の壁をより高くして
「これだから男は…」という思考回路に陥っちゃうみたいな

必要なのは違いを許容する「寛容さ」だと思うのですが
どうも世の中は真逆に進んでいる気がします

ネット上でもTVでも何か気に入らないことがあると皆で袋叩きにする
間違いも異なる意見も許されない
正解は一つじゃないはずなのに
一つの答えを認めさせようとする圧力がかかるシーンを良く目にします
なんとなく自分が正義だというエゴを感じます

多様性の時代を声高に叫びながら
どんどん逆の方向に進んでいるような気がするのは私だけでしょうか?


こんなド田舎で農業にたずさわっていると
自然も気候も自分の思い通りにならないことばかりですが
文句を言う相手もいませんから、ただ受け入れるしかありません
獣に田畑を荒らされても、生物多様性の観点からは仕方がない
ここに暮らしているのは人間だけじゃなく、獣も必死に生きる存在です
(できれば荒らしてほしくないけど)
誰を責めるでもなく、ただ自業自得なのです

田舎のコミュニティは、閉鎖的で女性差別とか〇ハラとか同調圧力のメッカみたいに言われます
確かにそんな部分もあります
でも一方で、皆さん長年苦労されてきたからか、多少のことでは目くじらたてず、好きにやってみたら良いと背中を押してくれるし、たいていの失敗(やらかし)は大したことないと笑い飛ばしてくれます
そこには、いろんな意味で寛容さもあるのです

何となく自分の決まったイメージで物事を「決めつけ」てはいけないんだと思います

そもそも、ここ自体が超マイナーな集落
都会には都会の良さもありますが
ここにはここの良さがあります
どんな魅力があるのか知って欲しいとは思うけど
どこに住んだって良い

多様性の時代だから(笑)





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