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「何かを為さねば」とかられる君へ。

一生のうち何か一つでも為さねば
社会に貢献せねば

幼い頃からずっと思ってきた私。

あるとき人生の目標が明確になった。

自分がこれまで感じてきたように、
何らか生きづらい人たち/子たちに貢献できることをしたい。

そう高校生の頃に思ってから10年が経とうとしている。

さて、高校生の頃の私は、10年後の私をどう思い描いていたのだろうか。

不器用に、けれどコツコツと進んできた10年


もっともっと何かを為すことをイメージしていたかもしれない。
いや、イメージしていた。もっとなにか為していると。

この10年、
「何かを為したい!」という気持ちに駆られ。
一方で心の不安定さに悩まされ、なかなか思うように「為す」ことができない自分がいた。

これまであらかたのことは要領よくこなしてきた自分にとって、うまく進めないことはもどかしく、戸惑いの連続であった。

それはきっと、
これまで自分自身と本当の意味で向き合ったことがなかった、ということでもあるのだろう。

自分の船がこんなにも、
右に左に、蛇行するものだとは思っていなかった。気づいていなかった。

とはいいつつも、
右往左往しながら、自分のペースで少しずつ「為す」ことができてきた。

大学で自由に学んだり
教員免許取ったり
ギフテッド当事者会を運営したり
オンライン家庭教師を運営したり

振り返ると、着実に丁寧に積み上げることができている。

10年前思い描いていたような姿ではないかもしれないけれど、
納得している部分もたくさんある。


他人と比較してしまう私


ただ一方で、周囲を見渡すと、

似たようなことをもっともっと力強く開拓する人がたくさんいる。

どんどん後から新しい人が登場してくる。

どうしても比較をしてしまう。
そして、焦燥感に駆られてしまう。



だからって、自分が
強く速く、前に進むことは難しいのはわかっている。


わかっているけれど、モヤモヤする。

そう思い悩んでいるとき、
以下のような話を聞いた。


ニュー・コーク事件


コカコーラは、1985年、
当時順調に売り上げを伸ばしていたペプシとのコーラ戦争に敗れるのを防ぐため、コークの味を変化させた。

味覚テストを重ね、テスト参加者の過半数がペプシよりおいしいと感じるコーク作り出すことに成功したのだが、、


結果は惨敗。コカコーラにはクレームが殺到する事態になったのである。

コカコーラの失敗は、
消費者が求めているものを見誤ったということである。

「味」だけではなかったのだ。

ほかとの比較では得られない、見えないものがあるということだ。


比較よりも大切なこと


この話をきいて感じたことはたくさんあったが、
今の私にとっていちばんの教訓となったのは、


比較よりももっと大切なことがあるということだ。

それは、
自分のこだわりを大切にすること。
そして
受け取り手の思いを第一に、大切に、捉え続けること。

比較してしまうことがいっぱいあって、
落ち込んだり不安になったりすることもあるけれど、

そういう大切さに気づいた私は、

自分で決めて、自分なりにやって
時には周りの人に助けてもらいながら
作り上げてきたこの私の人生に対して、

後悔する気持ちが全くない。
そう思った。

自分なりに積み上げるにあたって、
結果的に大切にしてきたことが、

自分の気持ちと受け取り手の気持ち

だったから。


ちなみに、
強く大きく進む人たちとよく比較してしまう自分だけれど、

人生という軸で比較をしたときに、
マイナスな気持ちになることが全くない。

つまり、私はすごく幸せなのだと思う。
(比較より大事なものがあるってわかっててもまだまだ比較しちゃう部分もあるややこしい私。)


何かを為さねばと駆られている君へ


何かを為さねばという気持ちに駆られている君へ

何かを為すことはもちろん素晴らしいことだと思う

けれど、どうか、
自分が幸せにあれる中で、何かを為していってほしい。

何か多くのことを為すよりも、
いや、何か一つのことを為すよりも、

自分の人生を豊かにすることの方が大事だと思うから。


さて、タイトルに書いた君とは一体だれだろう。

今読んでくださっているあなたかもしれない。
それとも過去の私かもしれない。
はたまた、今の私なのかも。

わからないけど、確実に言える。

君を1番近くで幸せにできるのは君だ。




最後まで読んでいただきありがとうございました。

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では。


どいあやみ。

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