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ターニングポイントの思い

あの日から…
 
 東日本大震災から十数年の時間の経過と比例する様に記憶が薄れゆき、もう既に過去の出来事と思う人がいるのだろう?

 壊れないものがない様に、絶対に安全は無い事をあの日に痛感していても、“故郷を捨てなければならない”人達を目にしたのに…。

 壊れた原発の処理すら終わっていなく終わりすら見えないのに、未だに他の場所で原子力発電は動き続けているのはどうしてなんだろう…?

  子供達の未来に処理のツケをまわして、今だけを生きているのはどうしてなんだろう…?

 自分の血を流さないとわからない痛みがある様に、痛みを感じはしないのだろうか…?

 偉くもない小市民の私はそんな風に思ったりするけれど…。

 人は千差万別で同僚が、「原発稼働したらいいよ」と言うから驚くけれど、“思いは人それぞれなのだ”と、今更ながら気付く。
 
 


再生可能エネルギーの現実 

 道路沿いにずらりと風力発電の風車が建ち並び、原野にはメガソーラーが眩しく鏡のような光を反射させ、小さな川には水力発電の小さな水車が造られた。
 民家のソーラー発電で発電された電気を買取る方法が取られ、風力発電、水力発電、太陽光発電、地熱発電といろんな発電方法に切替るのかと思ってたら、そんな事にはならなかった…。

 あの原発事故で多くの犠牲を払い失ったのは、あの場所にいた人だけと高を括ってはいないだろうか?
 あの原発事故が止まらなかった時の最悪のシナリオは知っているだろうか…?
 この国は北海道と西日本しか、人が住めない様な事になっていたかもしれないと言う事を…。
 
 地震列島の日本に原発事故で同じ様に住めなくなる場所は多くあるのに、何故か止まらない原子力発電。
 踏み込んで言うなら、人の住めない日本列島にする様な原発…。

 能登半島地震で多くの犠牲を払い、苦悩する人達のすぐ近くにも原子力発電は動いている…。

 忘れる事が出来るから生きていけるけれども、震災の爪痕は余りに深すぎるから、立ち止まり考えないといけない事もある。
 

 これら、生きる子供の未来図を…。
 それとも、未来は無いのかな…?

 原発反対派とか言う、レベルじゃない小市民が思う安心と安全…!


 …………………… 終 ………………………
 

 
 
 


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