しあわせたまご。
朝起きると夜勤から帰宅した
夫が居間でゴロゴロしていた。
私が作る朝食を待っている。
いつもの日常だ。
けれどもそのあとが違った!
おもむろに上着のポッケから
何かを握りしめて、私に差し
出してきた。
プロポーズのときに指輪の箱
を手渡しされるみたいな感覚。
されたことはないけどね(笑)
受け取るとそれはラップに
包まれた『ゆでたまご!!』
おもわず笑ってしまった。
こんなプレゼントは初めてだ。
殻まできれいに剥いてある。
まだ、ぬくもりもある。
ふだん料理も家事もしない夫が
仕事から帰って、ゆでたまごを
作ってくれたことを想像すると
おもしろくて、嬉しくて、
なんとも幸福な気分になった。
意外性というのはこんなにも
テンションをあげてくれるもの
なのだと思った。
今日はいい1日になりそうだ(笑)
ゆでたまごを差し出されただけ
なのにね。
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