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巡り合わせ

こんばんは。今日は巡り合わせについて。

活字が割と苦手な僕ですが、先日尊敬する先輩に勧められ『神道のこころ/葉室頼昭』という本を読みました。

著者の葉室さんは、医者(形成外科)でありながら、鍼灸も取り入れて現在は春日大社の宮司さんというとんでもない経歴をお持ちの方です。詳しくはネタバレなので書きませんが、宇宙的物事の考え方というか壮大で神秘的で、かつ心意気も素晴らしい方です。この僕が2日で活字を読み終えるとは…笑 ぜひ読んでみてください。

さて、本題に戻りますが先日ご来院頂いた患者様(50代女性)の方に不思議なご縁を感じました。5年ほど前から側彎症が発症、進行し現在は両側杖がないと歩行出来ない。姿勢を伸ばそうとすると臓器が圧迫され痛いと仰るんです。痛みだけではなく、数値としても実際に胃炎の症状があるようです…。そして何とその患者様のお父様、お子さんは宮司をされているというんです。葉室さんの本を読んだ後でしたので、とても驚きました。

そしてその年代での側彎症の発症および進行…不自然だなぁ思い問診を進めると、5年ほど前にお母様が亡くなられたとの事。僕の経験からも、好きな本『いのちの輝き フルフォード博士が語る自然治癒力』でも言われているように人間はトラウマにより良くも悪くも身体に変化を起こします。

我ながら感じますが普通の鍼灸師、柔道整復師のところに行っていたら変形は治らないとか、痛みは取れるとか言われてしまい希望が失われていたと思います。僕ははっきりと治しますと伝えました。極度の進行性側彎症により普通なら暗く塞ぎ込んでしまうでしょう。でもその方は、働きながら明るく、輝こうとしています。出会ってくださりありがとうございます。少しずつ心も身体も紐解いて元の姿に戻します。

治療家の方は感じたことがあるかもしれませんが、本当に困っている人はなんとか出来る治療家のところへ巡ってきます。患者様はその症状を治せる最適な治療家に出会える事を願います。治療家はどんな方が来ても治せるよう万全の準備を常にする必要があると思います。治療人生永遠に勉強です。かの有名な名将エディージョーンズ氏も「良い準備!」と口癖のようにいつも言っていました。患者様におかれましては、ご自身の経験、出会い、過ごしてきた環境を最大限振り返る事で最適な治療家へ巡り合うことができると思います。

土曜日で新月でした。今月も良い巡り合わせだらけで毎日楽しく治療させていただいております。ステキな巡り合わせに感謝しながら…今日はこの辺で。

ご覧いただきありがとうございました。


Gift.沼崎真之介

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