性同一性障害の即日診断の実態と、当会会員による即日診断の陳述書
現在、性同一性障害の診断について、いわゆる「即日診断」が横行しています。ネットを検索すれば、「その日のうちに診断書が取れる」を謳うクリニックがいろいろ紹介されています。
もちろん、本来ちゃんとしたカウンセリングと経過観察がガイドラインでは求められているのですが、それをまったく無視したかたちでの診断が横行しているのです。
そして、そのようなクリニックで診断書をゲットした!と報告する記事が、ネットの上では溢れています。たとえば、
https://note.com/rich_viola759/n/nf8e40b2181e6
など、当事者による実際の取得レポートもありますし、さらには、「検証と問題提議のため性同一性障害のふりをして医師から本物の診断書がもらえるか確かめた」というジャーナリストのAさんの話を聞いた
性同一性障害だと偽ったら医師に診断書を書いてもらえた件 | ガジェット通信 GetNews
記事 (*1) もあり、当事者の間では「ロクな診断もなく、患者のいいなりで診断書が発行されている」ことは常識です。医師によっては「自分の信念」と強弁するケースもあるほどで、まったく医師が「門番」の役割を果たしていないことに、当事者として強い怒りと懸念を表明します。
これでは16世紀の「免罪符」と同じです。
「これがあれば極悪人でも天国行き」と、教会が免罪符の発行を連発して荒稼ぎしていた中世のドイツと同じレベルです。ルターの怒りが我が事のように感じます。
これでは「特例法」の手術要件がなくなり、医師の診断書を信用するなどと夢のまた夢の話です。
さらに、当会の会員も、かつてこのような一日診断の診断書を取得したことがあります。それを報告します。
「これは私が数年前に早稲田通り心のクリニックで性同一性障害の1日診断を受けた際の診断書と診察券です。
私は当時から女性様(よう)の見た目をしていたこともあってか、自分史の提出とその内容の読み合わせの15分だけで診断が下りました。
また、その際担当の院長から、「他のクリニックでも、何ヶ月も診断を下すために通わせる必要はない」と旨の発言もありました。
当時から噂では聞いてはいましたが、あまりに粗雑な診断だと感じました。」
このような証拠・証言はいくらでもあります。
性同一性障害の診断書は、事実上、誰にでも本当にすぐに取れます。誰にでもすぐに出すことが事実としてあるからです。
これだけでは医師が出した診断書としての信頼性はありません。
このようなものを信用する法的判断は、根拠がありません。
参考
(*1) 性同一性障害だと偽ったら医師に診断書を書いてもらえた件 | ガジェット通信 GetNews
https://getnews.jp/archives/3445199
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