SANAGARAロックフェスレポ(創作:1261文字)
スポーツライターのカムチャツカ朱海です。最近はなぜか音楽ライブ関連のお仕事をよく頂きます。駆け出しのスポーツライターになぜこのようなオファーが来るのか分かりませんが、私としてはありがたい限りです。
さて『SANAGARAロックフェスティバル2024』行ってきましたよ。仕事を忘れて楽しんできちゃいました!
オープニングアクトは昨年12月に『月餅’s(ゲッペイズ)』から改名した『隙間タイル』です。全員清掃員のコスチューム。マイク兼デッキブラシを握り締めたヴォーカル、ヤマダカンイチのハイトーンボイスが響き渡ります。ベースのケシゴムはいつも通り、決して放たれることのないロケットランチャーを装備していました。
先月シングルカットされた「時間のピアノ」の印象的なイントロ(お好み焼きを焼くジュウジュウという音)だけでオーディエンスは狂喜乱舞。シンセサイザーのオダリュウが実際にステージ上で焼いていきます。サンプリングじゃないんですね。
「時間のピアノ」の歌詞を挙げておきます。
月餅’sの頃から、作曲担当のケバブジョウイチロウのメロディセンスは国内はおろか海外からも高い評価を得ていました。先日もあの名俳優アルノルドゥ・シュヴァルツハイターが『隙間タイル』を愛聴しているとSNSで投稿して話題になりましたよね。筋肉フェチの私としても嬉しいニュースです。
(略)
音楽フェスをスポーツに見立てることの賛否はありますが、あえて書きます。
アーティストの数だけその種目・競技が存在すると言ってよいでしょう。それぞれのステージ、別言すればフィールドであり、コートであり、スタジアムであり、土俵でもあるようなその空間で、自分の持てる力を出し尽くすという意味においては音楽もスポーツも同一なのではないでしょうか。
私は長年女子卓球界で戦ってきたわけです。手前味噌ですが現役時代には『横回転の魔女』とも称され、卓球王国・中国の選手を下すこともしばしばでした。スナップを多用するプレースタイルゆえ右手首を酷使し選手生命を縮めたのは言うまでもありませんが、このことに後悔はありません。
その技芸を披露するという点では彼ら音楽家の方々にもアスリート同様最大の賛辞を送ります。
かなり話が横道にそれましたね。横回転の魔女だけに。(こういうことを書くと仕事を失いますよ。朱海さん)
ということで、『SANAGARAロックフェスティバル2025』も楽しみです。あ、一昨年のような台風の直撃だけは勘弁してほしいですね。
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