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無心でプレーするための〇〇
ルーティンと聞いて皆さんは何を想像しますか?
イチロー選手のバットを立てた構えや、五郎丸選手のキック前のポーズなどは有名ですね。
ですが、ルーティンの効果や、実際にルーティンをして感じたことなど、どれも曖昧な表現になりませんか?
今回はルーティンの説明とその効果、また、実際にプレーをしている僕が感じていることや、試合中行っているルーティンを紹介しようと思います。
僕は、メンタルトレーニングスペシャリストという資格を持っています。それと同時に現役のプレーヤーでもあるので、専門的な知識と現場での経験、両方をお伝えして皆さんの参考になればと思います。
今日のテーマ
・ルーティンとは
・ルーティンの効果
・実際にルーティンをしてみて感じること
・試合中行っているルーティン
ルーティンとは
ここではメンタルトレーナーとして、ルーティンとは何かをお伝えします。
ルーティンとは、プレーの前に選手が一定のパターンの動作をとるメンタルトレーニングのひとつの技法です。
大事な試合では緊張・興奮・不安などの影響でベストパフォーマンスを発揮できないことがあります。なので、練習段階から形を決めておき、本番でもそれを実行することで精神状態を落ち着け、安定したプレーにつなげる意図があります。
ルーティンの効果
ルーティンには、成功の妨げとなる思考や行動を防げる効果があります。
具体的には、不安や緊張を和らげる、心を整える、集中力を高める、プレーの確実性を高めるなどの効果があります。
ルーティンは、
「ベストプレーを引き出すきっかけとなる心理スキル」として位置付けられています。
実際にルーティンをしてみて感じること
僕がメンタルトレーニングを野球に取り入れたのは、大学二年が終わってからですが、取り入れる前と後では、試合での心理状況が大きく変わりました。
特に変わったのは、バッティングです。以前より、あきらかに打席内で迷う事が減りました。野球経験者の方なら分かると思いますが、ヒットが打てない大きな要因として、”迷うこと”があると思います。その”迷い”を僕なりに分解すると、①狙う球種の選択、②狙うコースの選択、③試合状況、④自分のスイング、⑤振った後の結果(フライでアウトになったらどうしよう。など不安な気持ち)、この五つに分けられると思います。
この五つのどれか一つで迷ったり、五つが複合して迷うことがあったのですが、この迷いが圧倒的に減りました。特に、④と⑤での迷いがなくなりました。①②③は、相手がいるのでコントロールできないですが、④⑤は自分のことなのでコントロールできます。
「打たないとやばい。」「フライ上げないように。。。」
「内からバットを出そう」「ヘッドが下がらないように」
こういうことを、練習では考えてもいいですが、試合ではプレーの邪魔をすると思っています。
試合では”夢中”でプレーすべきです。
細かいことは考えず、ただ目の前のプレーに夢中になってプレーをすれば、迷うことは少なくなります。これが、いわゆる「ゾーン」や「フロー」と呼ばれる状態です。
ルーティンをして、迷うことが減り、夢中でプレーできるようになりました。
試合中に行っているルーティン
僕が試合中に行っているルーティンは、3つあります。
3つのルーティン
・打席で構える前に行う動作
・打席中に冷静になるための動作
・やる気スイッチ
1つ目は打席で構える前に使います。これは、いわゆる皆さんが想像するルーティンで、毎回同じ動きをして、毎回同じ状態でプレーをするために行います。
実際にはこんな感じでやっています。
このルーティンは、ポイントが少しあるので、それは後日書きます。
2つ目は、打席中に冷静になるために行います。例えば、バントがファールになったり、絶好球を打ち損じたりします。その時に、僕の良くも悪くも真面目な性格が出て、激しく反省してしまいます。次は決める、次は決めると強く思い集中しようとします。それと同時に、視野も狭くなってしまうんです。
ですが、野球場は広いです。あの扇状のでっかいフィールドの人がいないところに打てば、ヒットになるのです。そう思うと、気持ちが楽になり、いつもどうりのバッティングができます。
3つ目は、やる気スイッチです。具体的には、胸の前で一回パン!っと手を叩きます。
いまいち集中できないとき、気持ちを切り替えたいとき、または負の感情があるときに使います。これをすると、心に火が付き、暗い部屋の電気がついたように一瞬で明るくなり、前向きになれます。(自分の中のイメージです。)
僕は、野球をしている時だけではなく、トレーニングする時、勉強をする時にも、このルーティンを使います。
普段の生活に組み込む事で、頭にこのルーティンをした後の心理状態を覚え込ませます。
まとめ
・ルーティンとは
・ルーティンの効果
・実際にルーティンをしてみて感じること
→迷うことが減り、プレーに夢中になれる
・試合中に行っているルーティン
→打席で構える前に行う動作
→打席中に冷静になるための動作
→やる気スイッチ
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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