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人も犬も安心して食べられるキョンのジビエ「犬は骨と肉が好き!」の食べ方


犬にとって「骨と肉」は、本来なくてはならない食事なんです

甲斐犬トラは4頭の中で1,2位を争う「骨と肉」好き

里山で犬とともに暮らして10年くらい経ちます。ほぼ365日、犬と一緒に山の中を散策する事で犬が本来どういったものを食べて生活していたのかが分かってきました。

春はたけのこを自ら掘って食べ、6月上旬の熟れた梅が地面に落ちているものをおいしそうに食べ、秋には柿や椎の実を好んで食べます。基本何でも食べるように進化した犬ですが、こういったものを好んで食べるというのが分かってきました。草も食べますが何故かほぼセイタカアワダチソウしか食べません、臭いで判断しているようです。しかしまた、柿やビワやプラムなどが熟しているのを見た目でも判断しているようで、上を見上げて樹上に実った実を獲ってくれと頼んできます。私が飼っている3頭(柴犬、屋久島犬、甲斐犬)は例外なく好き、生後7ヶ月の四国犬もいずれその季節が来れば食べるでしょう。

屋久島犬シャチは柿も大好き

しかし犬は狼と同じように肉食性が強い動物です。やはり肉への興味が一番強く、私が住んでいる地域に多数いるキョンという小型の鹿を発見すると一斉に走っていきます。流石に犬だけではなかなか捕まえられないので私が罠で獲ってきたキョンをあげるのですが、他の食べ物と違って執着心が凄いんです。他の犬に取られまいと必死で、こっちが気を抜くと大喧嘩を始める。それだけ犬にとって「骨と肉は重要な食べ物」だと改めて実感しています。

日本の害獣問題の解決の本命は「骨と肉」を愛犬に与えることだと考えています

日本中で増加しているイノシシや鹿、アライグマやハクビシン。私が暮らす地域でもっとも増加しているのは外来種で小型の鹿の一種であるキョンです。これらの動物は駆除される一方、そのお肉の利用はまだまだ進んでいません。食べてみると美味しいものが多いことに気づくのですが、なかなか頻繁に利用しようという動機は生まれにくいものです。

ですが私は捕獲してきた獲物をほぼ全て利用しています。その半数は愛犬のための「骨と肉」、人用より多いかもしれません。

犬にはその「骨と肉」を食べる大きな動機があります。と言うよりも「骨と肉」が一番食べたいのです。日本中の犬たちは普段「骨と肉」を食べているでしょうか?食べていないでしょう。特にジビエは家畜の「骨と肉」と違って犬にとって一番食べたい「骨と肉」であるはずです。「骨と肉」とドッグフードを並べたらほぼ100%、骨と肉から食い出すのが我が家の愛犬達です。

愛犬に定期的に「骨と肉」を是非食べさせてあげて下さい

「骨と肉」を食べる愛犬たちの姿を見ていると私も嬉しくなります。犬の健康にも当然良いです。野生の赤身の高タンパクなキョンの肉ですので、犬の筋肉をたくましくするのに大いに役に立っています。ジビエは完全無添加・完全自然食ですので愛犬に安心して与えられますし、骨から肉を引きちぎる動作が犬が本来持っている猟欲を満たし、食事の楽しみも増しているようです。

いつも真っ白の歯の四国犬ごま

更に骨を食べさせるのは重要で、顎の筋肉が鍛えられ、歯の健康にも良いですし、体全体の健康にも繋がります。歯磨きガムなど完全に無用で愛犬4頭は歯が真っ白な状態を維持できています。更に、骨の髄には様々な栄養素が含まれておりこれも犬が骨を食べたがる要因だと思われます。絶対に骨は捨てずに犬にあげましょう!

柴犬カムイは山の中でイノシシを見つけると突っ込んでいく4頭中1番の勇者

犬に「肉と骨」を与える時は、何も深く考えずそのまま生でやるのが一番です。湯がいたり火を通したりする必要はありません。特にキョンはニホンジカと同じくほぼ草食の動物ですので犬にとってはほぼ安全な食事です。でも冷蔵庫から出したばかりの冷えたものは良くないので、十分に解凍して室温に戻してから与えて下さい。気温の低い時期は少し温めたほうが犬は喜びます。

1パック約500g入の2パックが基本セットです

☆是非一度お試し下さい。そして定期的に愛犬に上質な「骨と肉」を与えてあげて下さい。こちらから購入して頂けます。

人用に加工されたお肉ですので、人も安心して美味しく食べて頂けます。

キョンのお肉を1〜2週間ほど寝かせて旨味をアップさせてから骨付のままカットしています。1パック約500グラム入り、パックによって入っているキョンの部位はそれぞれ異なりますのでそれぞれの部位について説明しますね。

右側上からネック、肩ロース、ロース、真ん中と左側は後ろ足(もも肉)+すね肉

初めてお肉のそのままの形を見ると誰でも躊躇します。しかし、普段食べている家畜のお肉も元は同じ形、怖がらずに挑戦してみましょう。

1〜2週間熟成されていますのでほのかに「ドライフルーツのような干し肉のような」香りがあり旨味も増しています。火の通し方によって香りも変化しますので火を強く通せば香りは少なくなる傾向です。

写真右側の上から、ネック(首)肉、肩ロース肉、リブロース、サーロイン、です。中央と左側はもも肉+すね肉です。

ネック、肩ロース、リブロースとサーロイン

表面の乾燥した皮のように見える部分は筋膜です。これは剥がしたほうが口当たりが良いですので剥がして「愛犬に」あげましょう!

ネックは筋が多いのでそのまま焼くのには本来向きませんがキョンは全体的に柔らかいので焼くのもいけます。ただおすすめは骨を外して肉を荒くミンチにしてからハンバーグやミートソースの素材として使うのが良いでしょう。肩ロースもそれに準じます。骨は愛犬にあげるか、出汁を取る素材としても使えます。キョンは良い出汁がとれますよ。

リブロースとサーロインは低温調理がおすすめです。骨付のまま真空パックして低温調理器でじっくり加熱。その後とりだして熱々に熱した鉄のフライパンにバターを溶かしそこで両面素早くガリッと焼きます。味付けはお好みで、塩コショウのみでも十分いけますが、後付のソースを用意すれば万全です。低温調理が面倒な場合は、骨を外すか関節の部分で骨ごとカットしラムチョップのような形にしてから焼くのも良いでしょう。強火でガッと焼くのも良いですし、逆に凄まじく低温(お肉を油を多めに敷いたフライパンの上においた時に全く音がしないくらい、100度前後)もまた良いです。いずれにしましても絶妙の焼き加減を目指して下さい。

愛犬にあげる時は、中型犬以上ならばそのまま豪快にどうぞ!塊1つが大体200グラムぐらいなんで半食〜1食分ぐらいでしょうか。この部分は骨が少なめお肉多めですので食事のメインに向いています。犬も食べ慣れていない食事には警戒心を示す場合が多いですから、最初は細かくしてあげたほうが良い場合もあります。

後ろ足(もも肉)とすね肉

すね肉は以外に旨いです。味が濃厚なんですね。BBQなんかで炭火でガッと焼くのもおすすめですし、細かくミンチにして各種料理の素材として使うのも良いです。

もも肉も骨付のまま炭火の網焼きで豪快に食うのも旨いです。この場合、表面の筋膜を剥がさずに全体に包丁で切れ目を入れてから「オイルもしくはバターを全体に塗り込み、塩コショウ、各種お好みのスパイスを塗り込んで」から焼きましょう。強火でまずガリッと焼いてから遠火もしくはしばらくお肉を休まして中までしっかりと火を通します。骨付のまま豪快にかぶりつきましょう!筋膜が鳥の皮のような食感になって旨いです。

犬はこの部分が大好物です。骨が太いので噛みごたえが有り、ガリガリ音を立てて美味しそうに食べてくれます。犬にあげる時はどの部位も同じですが基本的に生であげて下さい。解凍し適温に戻してからあげて下さい。気温が低い時期は少し温めたほうが良いです。

上から腕肉(前足)、喉肉、バラ肉、左右同じ

腕肉

比較的硬めの部位ですが、キョンは柔らかいのであまり気にする必要はありません。これもこの姿のまま、もも肉の箇所で説明した調理法がおすすめです。犬にあげるときもこのままであげると非常に喜びます。

骨が多い部分ですので煮込みにも向きます。シチューやスープの素材として、出汁がでますので丁度良いです。

喉肉

この部分は血が集まって黒ずんでいる部分が多いですので出汁に使うか、犬にあげましょう。

バラ肉

この部分はお肉があまりありませんが、良い出汁が出ます。濃いめの味付けのタレをまぶして強く焼くのも旨いです。当然この部分も犬は喜んで食べます。

ざっと説明しましたがあまり深く考えず色々試してみましょう!いずれにしても犬は全部大好きです!

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