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ヴィトゲンシュタインとBLUE

1994年から1996年にかけて見た映画のスクラップブックが出てきたので、ログも兼ねてこちらに書き写しています。時々、現在読み返してみて思うこともコメントしています。

1994年4月21日

今はなきシネ・ヴィヴァン六本木で、デレク・ジャーマン作品2本をまとめて見ました。

■ヴィトゲンシュタイン

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世の中には、かくもややこしいコトを考える人がいたもの、と、びっくり。映像は美しかった。舞台作品にもなるのでは?

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ほとんど内容を覚えていない。。。前後にヴィトゲンシュタイン関係の本も読もうとトライしたけど、読破できなかったような?!

でも、改めて予告映像を見ていたら少しずつ思い出してきました。まだ見られるみたいだからもう一度見てみようかな。面白そう。

■BLUE

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内容もそうだけど、見続けるのも結構ハード。

しかし、エイズが人にもたらす感情や体がいうことをきかなくなり、死に近づいてゆく恐怖、不安がうまく描かれていたと思う。

不思議な音。

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同じ監督だから、遺作だから2本立てとは思いますが、すごい2本立て企画と思います。

予告動画を探したら結局全部のものが出てきたので掲載しました。この映画は以前トリビアの泉でも取り上げられて「謎」と言われているし、実際見ていて大変だったけれど、映画館で大きな青い画面を目の前に人の声や街の雑踏の音だけで話が進んでいく中でいろんなことを考えたことを覚えています。字幕ではなく音で理解できるとより作品への理解が深まるかも。

今はなきシネ・ヴィヴァンの待合室、自分が若くて無知だったせいで、見るものすべてをカッコいいとかんじていたし、こんな変わった映画を見に六本木のここにいる自分にやや酔っていたんじゃないかなと、振り返って思います。尖がってた頃の自分、頑張ってたなww

万人向けではありませんが、素晴らしい作品だと思います。