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素手になるということ

普段、厚手の手袋をはめて生活している。
そうすれば、自分自身を常に守ることが出来る。
言い換えれば、「殻に籠もっている」ということだ。

時折、素手になることがある。
素手になって、自分の“ココロ”をちょっとだけ開放する。
そうすることで、見えてくるモノがある。
相手に伝えられることがある。

でも、素手でいる時間が長いと自分自身が苦しくなる。
火傷するのだ。

だから、手袋は常に傍らに…。
そうでないと不安で仕方ない。

でも、自分は素手のまんまで生活することをどこかで望んでいる。
それが「自分らしい」かどうかは別として…
いつまでも厚手の手袋をつけたまんまでは、何かモノ足りない。

人生一度きり。
少しずつ、少しずつ、自分をオープンにしていけるといい。

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