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3月前半に読了した本16選

“こんな時期”だからだろう。
とにかく読書が捗る。
読書熱が再燃してきた感覚。

せっかくなので、3月前半に読了した本たちのプチアウトプット。
この“作業”をするなかで、本の内容を少しでも想起できれば花マル。
そういう意味では、やや備忘録に近いかな。

※なお、星◯つという形での評価を取り入れたが、あくまで「今回」の感情に任せた評価に過ぎない。読書した時期の自身の必要感やレベル感によって、いくらでも変動はあると思う。


【1冊目】簡単にできる!セロトニン「脳」活性法

★★★★★(星5つ)


一言で言ってしまえば、セロトニンが弱まると「鬱状態」となる。
毎日を心地よく過ごすためにも、セロトニン神経を太くする。

セロトニンを活性化させるには、午前中が肝。
ということで、朝のルーティンにうまく取り入れていく。
最低でも3ヶ月は続けないと、効果は出てこない。
「日光浴」「リズム運動(深呼吸)」が大切。

具体的には…
「音読」「ガムを噛む」「ウォーキング」「深呼吸」を意識的に行う。
これらを“集中”して取り組むことが大切。

惰性でやるのでは、意味がない。
慣れてきたら、負荷を上げる必要あり。

執着しない心をつくる。
同じことを繰り返している子に対して叱る時も、毎回新鮮な気持ちで叱る。


【2冊目】朝10時までに仕事は片づける


★★☆☆☆(星2つ)


「仕事は速いが少しいい加減な人」と「確実だけど仕事が遅い人」
二者択一を迫られたら前者を選ぶ。
それくらい「スピード」が大切。

器の大きさをもつ。
ギブアンドテイクを前提にしながらも、こちらが一方的なギブでもよいと認める。

時間感覚を正しくもつ。
追われると時間を奪われる。
これは経験しているのでよくわかる。
「時間は先回りして待ち伏せする必要がある」


【3冊目】教育と授業−宇佐美寛・野口芳宏往復討論


★★★★★(星5つ)


授業名人と謳われる野口先生。
宇佐美先生については、本著で詳しく知る。

個人的には、野口先生の主張に賛成。
しかしながら、宇佐美先生の主張にも納得できるところが多々ある。

「発問の在り方」「英語教育の在り方」
なかなか読み応えのある1冊。
知的な2人の往復討論が刺激になる。


【4冊目】1日5分ミニノート仕事術


★☆☆☆☆(星1つ)


個人的には、あまり合わない(好まない)手法。
ただ1冊のミニノートにタスクを書き出していくというのはシンプルでいい。

自分は付箋を活用しているが…
このミニノートで実践しても面白いかもしれない。
★1つではあるが、試してみる価値はある。


【5冊目】noteではじめる新しいアウトプットの教室


★★★★☆(星4つ)


noteを始めるにあたっては、非常にためになる本。
またアウトプット熱を蘇らせてくれる書きぶりがいい。

何事にも言えることだが、肝は「いかに継続するか」であろう。
アウトプットツールとしてのnote。
今後、どうやって付き合っていくかが大切になる。


【6冊目】「けテぶれ」宿題革命!


★★★★★(星5つ)


「けテぶれ」についてはずっと知っていた。

今回、ちょっとした興味本位で読み始めたが…
すごい!
著者の揺るぎない信念に感動した。

「けテぶれ」は、是非ともお勧めしたい実践。
しかし、やるからには相当の覚悟が必要だろう。

自身の教育の武器になりうるし、大きな軸にもなる。
それを受け入れる“実践スペース”があるかどうか…
エキスだけを抜き取って取り組むのもいいだろうが、これは丸々追試から始めたい。


【7冊目】斎藤孝の知の整理力


★★☆☆☆(星2つ)


ざっくり言えば「引用力」を鍛えようという本。
読書をする際に「引用できるかどうか」を1つの視点で読むのもいい。
そして引用したことは、どんどんアウトプットして自身の血肉とする。

まずは話の中で活用するのがいい。
「引用」するのは、決して本に限らない。
好きな歌詞、漫画、偉人の言葉…
要は何でもいいのだ。
引用しながら語ることで、知性を醸し出す。


【8冊目】2割に集中して結果を出す習慣術


★☆☆☆☆(星1つ)


著者の古川さんは、個人的には好きな方だが…
本著は、あまりしっくりこなかった。

完璧主義者とそうでない人の行動やマインドを比較していく。
自分は、どちらかといえば完璧主義者。
では、それを打破するには…という視点で読んだが、あまり入ってこない。
読み応えは薄かった。


【9冊目】「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術


★★★☆☆ (星3つ)


「大事なことは自分の内側にある」
とても響く言葉だ。
情報化社会だからこそ、自分の中の情報をしっかりと確立する必要がある。

「情報は一度自分をくぐらせる」
この言葉も好きだ。
授業実践と似ている。
実践をくぐらせての理論となる。
頭でっかちになってはいけない。

一期一会の授業。
100%を再現することは不可能。
その一瞬に命の火を灯す。
それがよい緊張感を生み出す。


【10冊目】脳が冴える15の習慣


★★★☆☆(星3つ)


「毎日自分を小さく律することが大きな困難にも負けない耐性を育てる」
最も響いた言葉だ。

「信号を守る」という話を思い出した。
誰も見ていないところでも赤信号で止まれるか。
そういう“ちょっとした”自制心の有無。
一時は万事ということだろう。
本著では「脳の基礎体力をつける」という観点で「小さな雑用を行う」ということを推奨していた。

ゾーン状態を1日に数回つくる。
これは今の自分のホットワード。
脳の基礎回転数を上げていく。
時間的制約をもつのは、よい手法の1つだろう。


【11冊目】学級経営の急所


★★★★☆(星4つ)


向山洋一の著書。
久しぶりに読んだ。
やはり文体に切れ味がある。
心から熱が上がってくる感じだ。

学びはたくさんありすぎる。
1つだけ厳選して…

「相手を人間として認める」
子どもにリスペクトがあるかどうかということだろう。
向山洋一は、次のように定義している。
「自分の尊敬する先輩に接するのと同じようにしているか」
非常に具体的、かつピンポイントで示された例だ。

耳が痛くなる。
今年度は、自身の“在り方”を変えてみた。
やってみて初めて分かることもある。
そういう意味では、大きな学びだが…
やはり「リスペクト」を忘れてはならない。


【12冊目】なぜ、あなたは変われないのか?


★★★☆☆(星3つ)


古川さんの著書。
先ほどの「2割に集中して~」とは打って変わって、読み応えのある1冊。

「ビリーフ」について書かれている本。
要は、自分自身の判断基準をいかにして変えていくかという話。
ネガティブな思考をポジティブに変えていく。
そのハウツーまで書かれている。

ただ、今すぐに実践してみようとは思わない。
優先順位で考えれば、最上位ではないからだ。
今、読書中の「グッドバイブス」や「神メンタル」にも通ずるところがあるのが面白い。
エキスだけは抽出しておこう。


【13冊目】ゼロ秒思考


★★★★☆(星4つ)


以前からずっと気になっていた本。
一気に読了。
これは実践することに意味がある。
思考の「質」と「スピード」を高めるためのメモ術とでも言えば伝わるか。
ハウツーはとても厳密。
でも、いたってシンプル。

著者も言っていたが…
これを「継続」するのは至難かもしれない。
でも、その先に見える景色を見てみたいものだ。
何より自身の力量形成のためにも目的意識は十分。
朝のルーティンに取り入れていく。


【14冊目】多賀マークの教室日記


★★★☆☆(星3つ)


多賀一郎先生のコラム集のようなもの。
個人的に尊敬する先生の1人。

子どものカルテを作る…。
“当たり前”のことだが、徹底できているかと言われたら怪しい。
基本的なことの大切さを改めて教えてくれる。

初任者(に限らないが)にとって最初の参観日・保護者会は超重要。
ここで保護者の信頼を得られるかどうかが決まる。
しかしながら、そこへ先輩教員はフォローをどれだけしているか?
「若手を育てる」という意識も、多賀先生から学んだことの1つだ。


【15冊目】神・時間術


★★★☆☆(星3つ)


久しぶりに再読。
ちょっと軽めの本が読みたくなったので、本棚から何気なく手に取った。
書いてあることは大方インプットされている。


読んでいて感じたのは「集中力」をいかに発揮するか。
この重要性を改めて学んだ。
先にも述べたが「ゾーン状態」をいかにして作るか。
このあたりを今後もう少し学び、実践できるようにしたい。


【16冊目】学級崩壊を防ぐ教室のシステム作り小事典


★☆☆☆☆(星1つ)


5分で再読。
初任以来に久しぶりに読んだであろう本。
たった1つだけだが…
キラリと光る実践を発見!

「漢字フラッシュカード×呼名」
なるほど…
低学年を担任したら、やってみよう。


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